ライフ

ファイナライズ

コーチ

くりちゃんです

 

終活の時期に始めた二拠点生活

横浜と軽井沢を行き来しつつ

人生(life)を

まとめ上げていく(finalize)

過程を実況中継しています

 

みなさまに

参加していただく場所を企画中

 

 

 

あなたを廃嫡する

(家の籍から抜く)

こともできるんだからね

 

過去のトラウマ解放ワークをしていて

私の心に浮かんできた

母の言葉だった

 

 

当時私は二十二、三歳

きょとんとしていたと思う

母が何を言っているのかわからなかった

 

 

 

 

小学生のころから母の期待にそって

できる子をやってきた

100点をとり続け

進学教室での模擬テストで

順位表の上位に載り続けた

 

中学受験はゲームに参加しているようで

つらいとは思わずむしろ楽しんだ

 

中高一貫の私立に進学したとたん

母の指令が飛んだ

 

あの大学へエレベーター進学するんじゃない

別の大学へ行けと

 

高校三年のとき

友人たちが早々に内部進学を決める中

その権利を放棄して他大学をいくつか受験

受験した五つの大学はすべて合格した

 

私が行きたいといった大学や学部は

母の意図で受験させてもらえなかった

そんな大学(学部)に行ったらお嫁の貰い手がない

が理由だった

 

母の言う大学へ進学

母は思う通りに娘を仕立て上げたと思っていたはずだ

私も不満はなかった

 

母の次なる計画は

娘を花嫁市場に出して

よい縁談を得て

エリート男性と結婚させること

だったはず

 

 

 

 

私が母の思惑通りに動かなくなったのは

ここからだった

 

二十歳前後になったとき私の中に欲望が生まれてきた

お勉強ではなく

真実の何かを追求したい

学問とか研究とか

なんだかわからないけれど

お勉強ではない世界があるらしい

哲学だろうか?

文学だろうか?

もしかしたら音楽?

 

この思いをかかえたまま

父権制社会の中でを演じることはできない

 


 

 

 

自分がコントロールしていると思っていた娘の中に

わけのわからない思いがあることを知って

母は動揺した

 

 

親が子供に対して振るえる最大の権力

子供を家族関係/親子関係から排除することだ

 

そんな子はうちの子じゃない

そんな子は出ていけ

 

取り乱した親の恐怖の叫びだ

 

あのときの母は

娘が自分の知らないものを抱えていることに

狼狽したのだと思う

拒絶と排除の武器として

最大のものを振り回した母の姿

 

 

あなたを廃嫡する

(家の籍から抜く)

こともできるんだからね

 

 

 

自分がこの言葉を言ったことを

母は否定するだろう

 

私そんなこと絶対に言っていない

 

そうだろう

あの言葉を言った時の母は

狂乱の中にあって自分ではなかっただろうから

 

 

 

 

 

言われた私自身

この言葉にたどり着くのに五十年かかっている

 

 

センター・ピース

過去のトラウマ解放ワーク

の中で突然私によみがえってきた言葉

 

私の心に突き刺さっていた

そのを直視せずに五十年間すごしてきた

 

 

あなたを廃嫡する

(家の籍から抜く)

こともできるんだからね

 

 

このを抜く作業については別投稿で話したい