ライフ

ファイナライズ

コーチ

くりちゃんです

 

 

終活の時期に始めた二拠点生活

横浜と軽井沢を行き来しつつ

 

人生(life)を

まとめ上げていく(finalize)

過程を実況中継しています

 

 

みなさまに

参加していただく場所

を企画中

よろしかったら参加してください

 

 

 

 
 
サントリーホールに着いたのは開演30分前の午後1時半
 
入り口で日本フィルの方たちが
出迎えてくださっている
理事長のHさん
専務理事のFさんと
常務理事のGさん
 
Hさんは私の顔をみるなり
握手をしながらおっしゃる
 
いらしていただいてありがとうございます!
軽井沢からですか?
 
ええ、11時過ぎの新幹線にのれば
溜池山王に午後2時は余裕ですから

 

 

 

 
第760回東京定期演奏会の曲目は
マーラー交響曲第九番
80分以上の大曲だ
途中休憩はない
 
第九番といえば、いわゆるダイクとして
ベートーベンの交響曲第九番合唱付き
が思い浮かぶという人も多いだろう
 
マーラーは自身の九番目の交響曲に
第九という名前をつけなかった
ベートーベンはじめ、シューベルト、ドボルザーク、ブルックナーらが
第九番目の交響曲を最後に
人生を終えているからだ
 
九番目にあたる交響曲に
マーラーが与えた名前は
大地の歌
 
ジンクスを回避したと思ったマーラーは
10番目にあたるこの曲を
交響曲第九番
として書き上げた

 

 

 

 
この長大な曲を
今、われわれが聞くとき
第四楽章に込められた静かな
それでいて
どこかへ突き抜けるような
決意を込めた
音の束に
死の輝くイメージを見る
 
 
指揮者カーチュン・ウォンの名演に
終了後の拍手が鳴りやまず
オーケストラ団員たちが
すべて引き上げたステージに
再度指揮者が呼び出されるという
カーテンコールという
まれにみる出来事に遭遇し
この日の幸運に感謝した
 
 
終了後にお茶をしたM子さん80歳
 
私の葬儀にはこの四楽章流してほしいって
一緒に来ている孫に言ったのよ
 
 
マーラー交響曲第九番は
終活の時期に
ふさわしい