ライフ

ファイナライズ

コーチ

くりちゃんです

 

 

終活の時期に始めた二拠点生活

 

横浜と軽井沢を行き来しつつ

 

人生(life)を

まとめ上げていく(finalize)

過程を実況中継しています

 

 

みなさまに

参加していただく場所

を企画中

よろしかったら参加してください

 

 

 

 

 

冷え取りってなに?

私冷え性ではないんですけど~

という声がきこえてくる

 

上半身と下半身の体温差をなくすと

体が自然に何かをし始める

毒だしし始める

眠っていた免疫力がうごめき始める

 

 

 

 

 

毒だしを体が覚えるには

時間がかかる

何か月、場合によっては年単位だ

 

その上、途中で障害が待っている

 

瞑眩(めんげん)である

 

なんだか体調もすぐれない感じだし

口の中には口内炎までできてしまって

冷え取り始めたのに

悪い方に向かっているみたいで不安

 

 

 

 

瞑眩好転反応と呼ばれている

 

毒を蓄えた体はその状態でバランスをとっていた

冷え取りによって免疫力がよみがえってくると

毒だしの作業が開始される

毒だしであるから一時的に体に毒が充満する

治ろうとする場所の状況が悪化する

これが瞑眩だ

 

困ったことに

体のどの部分にいつ瞑眩が現れるのかを

予測することができない

 

 

 

 

九年にわたる冷え取り生活で

幾度も瞑眩を体験してきた

 

数日でおさまることもあるし

二か月くらい続いたこともある

 

一番の大敵は不安感だ

自分の体が毒だしに励んでいることを信じられず

悪い方へ向かっているのではないか

もう治らないのではないかという疑惑が沸いて

不安が増大する

 

 

冷え取り靴下四枚の重ね履きをした10日後から

口角炎が始まったことはすでに述べた

胃の毒だしによる瞑眩だったようだ

二か月弱でもとにもどった

 

 

 

一番長かったのは

肺(気管支)の毒だしと瞑眩

3月に入り大学の学年末の仕事が一段落したころ

突然、咳が止まらなくなった

肺の奥に炎症があるのか

痰が出続けた

一晩でティシュー一箱を使い果たしたこともある

 

今だったらコロナにかかったと思ったかもしれない

 

毒だしをしている体はそれに専念したいのか

安静と休息を求めてくる

 

ただ、不思議なことに最低限の仕事はなんとかこなすことができるのだ

 

それ以外の時間とエネルギーはひたすら毒だしに使われていった

 

五月の連休に入る頃

あれほどひどかった咳も下火になり

痰がでることもなくなった

毒を出し切ったのか

いつの間にか瞑眩の症状は去っていた

その間、薬を飲むことも

ましてや、医者にいくこともなかった

 

 

体はいつも治ろうとしている

毒を出そうとしている

そう信じて瞑眩を乗り越えていくのが

冷え取り道の極意だ

 

 

 

 

 

 

体を自分でコントロールしようとしてはいけない

医学の手段にたよってもならない

 

 

 

生物としての人間として与えられた

体の力にまかせること

頭の中に知識があるわれわれにとって

これはずいぶんと勇気がいることなのだ