70代の人間は
ネット社会に順応している度合いに
グラデーションがある
最先端のメディアにアクセスするだけでなく使って発信している人
が一方の極
メールさえやらないので手紙で通信しなくてはならない人
がもう一方の極
職業柄インターネット情報へのアクセスや
ネット上での連絡や取引などは
抵抗なくこなしてきた
大学という組織でも
あらゆる手続きがオンライン化され
私が退職した2019年には
授業の登録、成績提出、出欠管理なども
すべて大学内のネット環境の中で行う作業となった
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大学という空間を出てそれ以外の場で活動することが多くなった
これまで付き合うことのなかった年代、職業の方々とのお付き合いを楽しんでいる
われわれ研究者間ではメールで連絡することが多いが
LINEでつながらないと仲間に入れてもらえないこともある
LINEグループに招待されてグループ内の人たちへ一斉にメッセージを送り
私のそのメッセージがグループ内の人たちに共有されている
既読の数字があっというまに増えていくのがおもしろい
一方、ツィッターとフェイス・ブックでは積極的に発信はしなかった
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あるセミナーに申し込んだ
担当者からの連絡がくる
このセミナーでは
出欠確認ならびに仲間との交流等に
Facebookグループを活用しています。
つきましてはXXあてに友達申請及び
一言メッセージををお願いいたします。
承認後にFBグループへ招待いたします。
FBをご利用でない方
アカウントの作成をお願いいたします。
一瞬かたまった
友達申請 とか FBグループ とか
こうした言語の意味がわからない
他の人のFBをのぞくことはあるが
自分はそもそもFBにアカウントを持っていただろうか?
おそるおそる送られてきたURLに友達申請を送ってみる
返信がきたのでFBグループ参加のところをクリックする
FB画面の左側に参加グループ名が現れて一安心
つながれた~
参加したグループの方たちからの友達申請の波が押し寄せる
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別のつながりも現れた
アカウントを確かめるとき写真を変更したのだが
あなたの写真変更にXさんがレスポンしました
というメッセージが多量にとどく
いや~そんなに注目されてしまって
なんか申し訳ございませんっていう感じ
うれしかったのは大学を退職以来連絡をとっていなかった
イギリス人の元同僚からのメッセージ
自分も別の大学に移ったとのこと
FBでつながれたので久しぶりに情報を交換をすることができた