2024年3月25日12時50分

 

軽井沢駅からよぶのる(オンデマンドタクシー)にのり

 

千ヶ滝の山荘にもどってきた

 

 

 

 

ありがと~

 

運転手さんに挨拶をして車を降りる

 

目の前にあるのは山荘の門柱と玄関への枕木階段

 

のはずだった

 

しか~し

 

目の前にあらわれたのは雪の山!!!

高さ二メートルはある

どこが階段でどこからが平地なのか全くわからない

 

 

 

脇からまわって玄関へアプローチしようとしても

そこも雪の山

 

玄関前に張り出した屋根から雪が落ちて積もったようだ

住んでいればこまめに雪掻きをするのでこんなことにはならなかっただろう

 

 

***

 

 

雪の中をずぶずぶ入りながら

雪の山をのりこえて玄関へたどりつく

 

 

 

 

山荘の中は冷え切っていたが

石油ファンヒーターにつづき

薪ストーブも燃して

まもなく暖まってくる

 

 

 

 

家の中のことに忙しく

外の雪の山のことはしばし忘れている

 

 

 

しばらくたったころ

思い出す

 

 

 

そういえば夕方宅配が届く

あれじゃあ 

荷物持って玄関にたどりつくのは大変

 

 

 

 

 

 

 

というわけで

スコップを探し出して

人生初の雪掻き作業

 

お、重~い

スコップ半分くらい乗せるのがやっと

それを持ちあげて別の空間に移動する

 

雪投げ という言葉の意味がやっとわかった

雪を遠くへ投げるのが

雪掻きだったのだ

 

 

 

やっとのことでなんとか細~い通路が開通した

 

***

 

 

 

クロネコのお兄さんがやってくる

 

ありがとう~

門から階段通りにくかったでしょう?

 

これに対してお兄さんが突然言う

 

ちょっと雪掻きしてあげますね

 

立てかけてあったスコップを持って

細い空間の脇や階段の雪を掻き始める

 

こっち側へ投げていいですか?

 

玄関左手奥を指さして彼は言う

 

ええ、お願いします

 

お兄さんのおかげでなんとか通れるようになった玄関アプローチ

 

 

 

 

荷物を届けるだけでいいのに

突然の雪掻き作業をしてくれた

クロネコ@軽井沢のお兄さん

 

ほんと~に

ありがとね~