横浜で生まれ横浜で育った

 

とはいえ、東横線妙蓮寺駅に住んでいた私にとって

 

元町はおしゃれをして電車で行くハレの日の空間だった

 

今、その町に住むようになって

昔の元町と今の元町の変わりようが目に付くが

50年前から変わらずに存在しつづける店を紹介したい

 

 

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変わらずにあるお店

POMPADOUR ポンパドウル

 

このお店にはがよく似合う

出店したときから赤い袋がシンボルだ

 

50年前、二十歳前後の私にとって

ポンパドウルは全く新しい種類の”パン屋さん”だった

 

ペストリーなんて言葉はまだ一般的でなく

あんぱんやメロンパンやクリームパンを

町のパン屋さんで買っていた時代

 

このお店のペストリーは衝撃的だった

 

野毛の山の上に住むボーイフレンドが

開店したてのこのお店のパンたちを

届けてくれたときの興奮をまだ覚えている

 

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1969年11月29日

元町に第一号店を開いた理由がHPに書かれている

 

1969(昭和44)年11月29日、

横浜・元町にポンパドウル第1号店がオープンしました。 

なんとなく元町を選んだわけではありません。

最高の場所に第一号店を出したかったのです。 

元町は、ハマっ子が認めるおしゃれな街。

海を越えてやってくる西洋文化が、最初に入ってくるエキゾチックな街。 

そして、いつも新しいものに出会える街です。

(ポンパドウルHPより)

 

 

55年経った今、あまりに全国展開してしまったポンパドウルという名詞を少し軽んじていたかもしれない

 

第一号店と同じ町に住むようになってこのお店と新しい付き合い方を探りたい

 

 

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そうそう喜久屋を忘れてはいけない

こちらは創業100年だ

 

スイーツなんて言葉は最近使われる言葉だ

喜久屋の”お菓子”は定番の安心感をもたらしてくれる

 

 

 

 

そしてしんがりは元町ユニオン

 

若いころ元町にきても

ユニオンの存在はちょっと敷居が高かった

上流階級の人たちが買うお店という気がして

あまり近づかなかった記憶がある

今は最寄のスーパーとしてお世話になっている