アメリカ暮らしと日本暮らしの違いの一つに
最寄り駅という概念がある
日本では不動産の価値として ”駅から徒歩X分” という情報が重要視される
アメリカは広い
基本的には車移動なので鉄道の最寄り駅を考えることはない
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マンハッタンで暮らしたとき
アメリカでも最寄り駅という概念があったことを再認識した
計三回アメリカで暮らした中でマンハッタン島の中に
私にとっての二つの最寄り駅がある
一つはグランド・セントラル駅
42丁目にあるターミナル駅
地下鉄4,5,6、S、7やメトロノースなどの近郊への鉄道の始発駅だ
高い天井にはステンドグラス
広い構内にはレストランやお店もならぶ
映画のロケにも使われてきた
この駅から徒歩で数分
37丁目のアパートにしばらく暮らしたことがある
夜遅くなっても帰宅の道が怖いと思ったことはない
最寄り駅というにはあまりに有名な駅だけれど
私にとってはニューヨーク暮らしの拠点であった
グランドセントラル駅のトートバッグ↓
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もう一つの最寄り駅はあまり知られていないかもしれないが
ニューヨーカーには
42丁目のグランドセントラル、34丁目のペンステーション
と同じくらいなじみのある駅
それがWest 4th St.(西4丁目駅)
ロウアーマンハッタンの中心、いくつかの地下鉄(A C E B D F M)が集結する
この駅から歩いて1分
ニューヨーク大学教員のアパートを借りて住んだことがある
目の前はワシントン・スクエア
West 4th St.駅の階段を上って七番街の通りにでると
ああ~帰ってきたという気持ちがする
最寄り駅とはそんなところ
Grand Central Stationは東京駅
West 4th St. Stationは下北沢駅
ちなみに遠方からの列車が到着する
34丁目のPenn Stationは上野駅