えっ、YMOコンサートに行ったって?
うそでしょ~
坂本龍一さん亡くなってしまってますよね?
はい、そうです。
すみません、つりタイトルでした。
昨夜私が行ったYMOコンサート。
チューバ二人とピアノ一人の3人グループです。
YMOトリオリサイタル
結成4年のこのトリオのメンバーは
柳生和大(やぎゅう かずひろ)チューバ
宮西 純(みやにし じゅん) チューバ
大川香織(おおかわ かおり) ピアノ
頭文字を組み合わせて YMOトリオ!
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チューバという楽器を知っていますか?
金管楽器の中で一番低い音を出します。
オーケストラの中では最後列上手の右端に陣取っています。
普通は一人っきりです。
ほとんどソロはありません。
オーケストラの繁忙期、ベートーベンの第九が続く暮れの時期
第九にはチューバパートがありません。
だからひまです。
(別の仕事で忙しいですが・・・)
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柳生さんと知り合ったのは、彼が日本フィルハーモニーに入団したころだった。
オーディションに来た何十人もいる志願者から日本フィルは彼をチューバ奏者として迎え入れたのだ。
オーケストラ全体を底から支えるのがチューバだということをプロの奏者たちは知っている。安定とテクニックと音楽性。
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柳生さんと、少し先輩のチューバ奏者の宮西さん、そして室内楽アンサンブルのプロであるピアニストの大川さん。
日本には多分一つしかないであろう貴重なトリオ。
プログラムに並んだ作曲家たち
チマローザ、エムラー、フォーレ、カステレーデ、ワイルダー、そしてピアソラ
なじみのない名前もある。
チューバの曲はもともと少ない、ましてやこの編成のために書かれた曲はない。
じゃあどうする?
フルートやヴァイオリンその他の楽器のために書かれたものを演奏する。
めちゃめちゃ細かい音符がでてくるフルートやヴァイオリンの曲を、あの大きなチューバで演奏するのは至難のわざ。素人の私でも想像できる。
カステラーデの二楽章みたいに
情緒がこもったチューバの音よかったです。
エムラーやピアソラの"鮫”みたいに
超特急のような素早く激しい音の洪水に圧倒されました。