9月はじめに私の山荘で大学院の教え子たちと二泊三日の "合宿" を行った。

 

「衣食住を共にした」

と報告した。

 

については、買い出しをして調理してみんなで食を共にした。

 

については、私の山荘という空間に集って住を共にした。

 

さて、である。

 

身を包む布についてわれわれはどれほど意識的であるのか?

 

ファッションという意味では色やデザインについて自分なりの方針や好みがある。

 

衣料品を買うことは、ことに女性にとっては楽しみの一つであるし、自己表現の場でもある。

 

男性の中には「妻が買ってくれたものを着ています」という人もいるが、それとて妻が夫を通して夫婦の表現をしているとも言える。

 

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軽井沢の私の山荘に集まった年齢性別さまざまな八人の教え子たち。

 

そんな中、同じ素材へのこだわりを共有した発見があった。

 

麻(Linen)のエプロンをしていたら、色違いで同じデザインのエプロンをしている教え子がいた。

 

「お誕生日に夫とこどもたちからのプレゼントだったのです。

どの色がいい?って聞かれたのでピンクを選びました。」

 

一方私は黄色のエプロン。

 

彼女と私に共通する思いは、

麻(リネン)100%

が決め手で購入したということだ。

 

 

 

 

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参加者の一人が「胃が痛い」と言う。

 

顔色も悪い。

 

血流が滞り、冷えているのだとわかった。

 

私が持ち出して彼に勧めたもの。

 

それは絹100%の腹巻

 

嫌がるかと思ったが素直につけてくれた。

 

足もとを温めるのも冷え対策には欠かせない。

 

ウール100%の先丸ソックスも出してきて無理やり履いてもらう。

 

ほどなく彼の顔に血の気がもどってくる。

 

昼食の<富士宮焼きそば>もおいしそうに食べていた。

 

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足の冷えがわかっているかどうか。

 

われわれは上半身の体温を測って36度だ37度だと言っている。

 

では足(foot)は何度?31度くらいである。

 

上半身と下半身は常に5度以上の体温差がある。

 

下半身を温めて、5度以上の差を縮めようというのが

 

冷え取り

という概念だ。

 

 

冷え取りを行うと何が起こるのか?

 

体が自分の免疫力を最大限に発揮するようになるのだ。

 

誰でもできるが、多くの人が知らない秘法ともいえよう。

 

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気温が低い日だったこともあり、冷え取りを実践している教え子たちから、

 

「先生、足先が冷えるのでくつした貸してくださ~い!!」

 

ウール100%のさき丸くつしたがつぎつぎと貸し出されていった。

 

 

衣食住を共有できる場が作れたのは本当にうれしい。