7月24日…逆に安心した。昨夜の銀座線表参道駅。弱者用シートに空きが出来たので座ろうとしたら、白人の外人中年女性が席を手で覆い、立ってた仲間を呼び寄せたのだ(さすがに恥ずかしそうだったが)。困惑してると、反対側シートの日本人女性が席を譲ってくれた。公共交通機関の車内モラルは、外国人観光客のお陰で維持されてるなんて日頃ほざいてるが、この類いの外人さんも居なけりゃ変。さわやかな光景じゃないが納得。

 

 前に1冊読んで面白かったので(講談社学術文庫だったか?)、『中国のグロテスク・リアリズム/明代自話小説「三言」を読む』(井波律子・岩波現代文庫)を。期待を裏切らない。分かりやすくスピーディ。6年前に死去。未読本が多数。楽しみだ。弱点は発表当時流行してた、山口昌男のトリックスター論をむやみに持ち出す点。大江健三郎もだったし仕方ねえか。俺も結構読んだが、21世紀の古本業界じゃ美術全集並の扱い。

 

  面白いなWOWOWの『ブラック・フォン』。2本連続放映。風呂に入らにゃならんから、やや中抜きになっちゃうな。主人公はただの美少年だが、ワイルドな妹と犯罪者(連続強姦魔)にしか見えない父親が輝いている。「嫌われ者の記」第307回目に着手。

 

7月23日…ここ3~4日ご無沙汰してる「シネマテークたかさき」にあった、「国立映画アーカイブ」のクラファンビラ。”国立映画アーカイブの活動にご支援を/クラウドファンディング挑戦中”(表)。”55名の映画人から、国立映画アーカイブへの応援メッセージが届いております”(裏)。石井岳龍、大島新、井浦新、根岸芳太郎、山田洋次、金子修介、蓮實重彦、周防正行、濱口竜介、是枝裕和…。国の予算大幅削減への批判(それどころか経過説明さえ皆無)を一切しないで、二重に主権者に銭を請う醜態組織に、全面的賛同してるかのような駒扱いを。かくコジキビラの処理に抗議した者はいないのか。実に情けない”映画人”とやら。

 

 『本が弾丸だったころ/戦時下の出版事情』(櫻本富雄・’96青木書店)。題名も決まってるが中身もいい。戦中、読売の記者だった『荒地』の詩人の中桐雅夫が、海軍キシャクラブ「黒潮会」のメンバーで、『海軍の父/山本五十六元帥』なんて本を出してたなんて全然知らなかった(晶文社から出てた詩集には結構感銘を)。櫻本の『空白と責任ー戦時下の詩人たち』。未読だよな確かまだ。めっけねば。この人は山中恒と違いベストセラーも出してないのに(大林宣彦効果だが)、良く古本資金があったと感心。

 

 アンソニー・マン監督特集の「シネマヴェーラ渋谷」で、『遠い国』『仮面の女』。観客いずれも30名前後。こことしては好調な入りとは言えない。神経を逆なでるようなウジウジ感が個性か。不精してうっかり近所のファミマで菓子パンを。ホント~にまずかった。「ローソン」もあるのに。「ファミリーマート」のパンと「まいばすけっと」の弁当は、死んでも買っちゃいけないと再認識。

 

7月22日…無論、退屈どころか大いに楽しめるのだが、「こんなに安っぽかった?」との感は禁じ得ない、WOWOWのスコセッシ特集でながら見物した、『グッドフェローズ』『シカゴ』。公開時「文芸坐」で見た際には大いに感銘を(特に前者)。今回はイタリア産B級ギャング映画風感慨を。韓国バイオレンズ映画群に、取って代わられてしまった部分が案外多いのか? 巨匠扱いされて以降、数々の駄作を味あわされた反発もあるいは。時は実に残酷。そのWOWOW。経費削減を目論んでるだけなのに、紙のプログラム発送廃止キャンペーンを、自然保護運動であるかのように姑息に偽造(詐欺師アメションタカイチの手口)。なら料金もその分値下げしろ。口を拭って善人面すんじゃねえよ。

 

  重い物を買う日は、助手としてよく買いものに付き合う(ビンビールやペットボトルを購入する際は必ず)。いつもは近所の「ヤオコー」が多いが(全般に品質は超悪いが、ライティングや配置が上手いマーケット)、今日は「ベイシア」へ。小学校の校庭と後楽園ドームくらい広さに落差が。西部の荒野をさまよう感じ。せせこましくないのはいいが、魚介類のレベルは両者ドッコイ。刺し身は避けて笹かまぼこを。制服の中年ガードマンが、1人の老人客を遠くからしつこく監視。ケン・ローチの映画テイスト。薄汚い清掃婆さんも客を監視してる風が(客とは俺たち夫婦)。お客様は全員万引犯扱いが(敷地のせいもあろうが)、ここの究極の社是と見た。ただ売り物の質は「ヤオコー」よりはマシ。

 

 今日の『東京新聞』。”「陳述書」一カ月提出されず/中傷動画疑惑、首相約束宙に”。”宙に”じゃねえよ。”ホゴに”にだろう。”「睡眠0~3時間」首相の多忙アピールに賛否”。これまた”賛否”じゃねえ。”批判殺到”だよ。かく右倣いヨタ新聞に、本多勝一よりはるかに立派な功績を残しつつある、浅野健一がエールを送ってるのが謎(同業者の慣れあい?)。民主党政権下の捏造政権批判の4番バッター、高山晶一が武器輸出問題でリベラリス面してインタビュー。出ベソがドラムカン百個分のウーロン茶を沸騰させる。根拠なき伊藤詩織バッシングで地に堕ちた、望月”チョーシコキ”記者の後任志願? 継続中の伊藤詩織問題は、マスコミ界の大逆事件になりつつある。

 

7月21日…頼もしいねえ。ニューヨークのマムダニ市長。ナチスイスラエルの血まみれジェノサイド首相、ネタニヤフが同市に足を踏み入れたら、ICCが出した逮捕状を執行すると。我がアメションタカイチなら、長じゅばん姿で飛び上がってお酌を買って出るだろう。命がけでICCを率い世界の良心、赤根智子所長の対極。臆病なコジキキシャクラブメディア。パンパン総理の犯罪隠ぺいと同じエネルギーを投入、赤根智子を無視してるように見える。飼い犬どもの嫉妬心が、パンパン政治を更に泥沼に。

 

 バルザックの最初の50ページ前後の自然描写は、昔から悪評高いし俺もウンザリさせられたが、野放図な自分語りよりははるかにマシ。『作家・幽霊作家』(ゾラン・ジヴコヴィチ・盛林堂ミステリアス文庫)の作者の自意識は無限大。いつまでたっても他人や自然は描写してくれそうにない。またもや途中放棄(老人は精力同様に忍耐心がない)。『シングル・マン』(クリストファー・イシャウッド・岩波文庫)に。これまた出足が…。そう次々に放り出しててはもったいない。しばし我慢してると何とか入り込めた。夕方に予定してる、草刈り前には読了可能か。

 

 夕食後になっちまったが、『シングル・マン』(クリストファー・イシャウッド・岩波文庫)読了。こだわりに満ちた奇妙な小説。たまにはこういうのも悪くない。2冊目を読む気は毛頭無いが。解説が無いのも適切。作者の履歴は充分に分かった。

 

7月20日…昨日の「シネマテークたかさき」。『ユートピアの力』『誓い 建築家B・V・ドーシ』。11名。7名。前者は散漫なコルビュジェ讃歌だが、後者は無常観に溢れてて好み(終幕が特に渋い)。『腐食 建築家隈研吾』も大島新あたりに撮って欲しいが、そんな度胸も才気も無いだろう。またもや外国人頼みか。数日前の『東京新聞』最終面。21年前に亡くなった画家、貝原浩の個展が奥さんらの手で全国で行われてると。チェルノブイリ事故を巡る絵が紹介されてたが、確かに響くものが。新左翼系メディアで活躍(現代書館のビギナーズシリーズが有名)。特に天皇ファミリーの風刺イラストは辛辣を極めた。当然、共産党とは別ルートの展示巡回だろう。

 

 午前9時。熱さに注意しろとの説教放送を富岡市の気違い防災無線が。夏は昔から熱い。大きなお世話だ馬鹿野郎が。早速、危機管理課に抗議電話をと思ったが、今日は旗日。明日連絡しよう。盲腸部署に過ぎない富岡市役所危機管理課が、自己宣伝のために冬場は節水、夏は熱さ対策に便乗して公金で説教カラオケ。茂木新市長よ。こういう無駄な部署は廃止するか人数を半減して、他に振り向けよ。糞馬鹿ゲロ説教放送の度に夜勤明けの労働者や、自宅介護者は叩き起こされるのだ。高給公務員騒音公害。腐ってるのは隈研吾設計の市庁舎だけじゃない。

 

 ムカデ撃退作戦に着手。まずは大型チョコレートみたいなアースのムカデコロリを数箱買い、家の周囲や出没する屋内にセット。ホントにこんなので大丈夫? 念のために白い粉薬も散布予定。富岡市の気違い防災無線。全身の湿疹。ムカデの侵略。あ、休耕地の雑草狩り、最近サボってる。『尾崎世界観の書かなかったこと日記』(講談社)。70ページで途中放棄。極端につまらない訳ではないが、書き手の自足感が耐え難い。

 

7月19日…『アダムとイブの対話』(谷川俊太郎。中公文庫)。187P。原稿発表当時合法だった、LSD体験の文章。8行目末尾に”編集部注:日本ではLSDは一九七一年から麻薬に指定され、法律で規制されている”。糞ドッチラケ。脚注は最終ページ余白、あるいは巻末でも全然問題ない。主人公が女子高生と性交中の小説に突然、”日本では未成年の婦女子とのセックスは…”とやらかすカックンレベル。好調な同文庫だが、我が身可愛さ第一の臆病な白痴者も編集部内に巣くってる模様。愚物が詩人と同じテーブルに並んで発言する蛮行を、誰も止めないのも信じ難い。マイルス・デイビスのライブに、チンドン屋のラッパ吹きが乱入する方がよっぽど心がなごむ。今更だが、極端なスピード違反で検挙された山本太郎。自殺未遂だったのかも。羞恥心なき人間は絶対に自殺しない。

 

 『夕刊フジ』の能無し失業編集者が漂着して書いてるとしか思えなかった、『日刊ゲンダイ』土曜日の”匿名記者X”のトンデモヨタゲロ政治コラム。最近比較的マトモ。P・Nはそのままで、執筆者が変わったのか? 東陽片岡の代打になるほどのレベルではないが。一応は喜ばしい。西村賢太の文庫解説が良かったので、『尾崎世界観の書かなかったこと日記』(講談社)を。超期待外れ。母親名下に”さん”をつける下りには吐き気。『顎十郎捕物帳/下』(久生十蘭・中公文庫)に復帰。前著も途中放棄はしない。中身はともあれ1980円もしたんだし。中公文庫最近の解説。馬鹿たれ糞ガキの幇間文など最初から放棄。往年の人気作家の名文の再録を時々。不平なしの場合が9割。手間暇は逆にかかってるだろうに。御苦労様(LSD脚注野郎は除外)。

 

7月18日…『落下音』に続くGAGA配給の酢豆腐映画、『きれっぱしの愛』を昨日午後「シネマテークたかさき」で。観客7名。後半3割はチンプンカンプン(そこまでは面白い。画廊の爺さんが素晴らしい)。画面下に詳細な注釈字幕が欲しかった。同社は電柱に勝手に配線して稼いでた、大阪の有線放送業者が始祖。子や孫の代になると、商いでもインテリ気取りしたくなるのか。

 

 ”象徴天皇制揺るがす暴挙/改正皇室典範が成立”。珍しく正邪をきっぱり言い切ってる、今日の『東京新聞』社説。今まで言うべき機会は腐るほどあったのに、既に悪法が成立しちまった上に、”錦の御旗”たる天皇の意向が明白ゆえの、先を見据えたコウモリ風キッパリ感(統一教会政権&皇族に同時に恩を売る太々しさ)。男女平等次元での生徒会的激甘批判で、パンパン総理の経歴詐欺、インチキ選挙&事業、麻生炭屋一族の野望等には一切触れず。民主党政権打倒に辣腕を振るった、高山晶一とか竹内洋一が書いてるの?

 

 上記の件。適菜収んトコを覗いたら、読売の社説が引用されてて、リードで”白紙に戻せ”とのストレートパンチ。「ナ…ナベツネ新聞が?」思わず目をこすった。人殺し特高の元締めが創設した新聞としては、たかが旧植民地のカルトごときが、天皇一家を泥足で踏みにじるのが耐え難かったのか(しかも日本人詐欺師スベタやゴロツキ炭屋をカポにして)。まだ本来の右翼が、微量たりとも存在するのだろうか。『東京新聞』完敗。読売が共産党で東京は国民民主党。ついでに自称自由主義者が運営するネット上の『皇室アルバム』、町山智浩んトコを覗いたら御真影が大乱舞。思わず「天皇陛下バンザイ!」と叫びそうに(北関東の貧農の下世話な血)。町山クンも紫綬褒章くらいはもらえそうだ。

 

7月17日…石炭屋のチンピラゴロツキ馬鹿息子と、嫁憎しの私情を抑え切れない粉屋の知性派娘が(岩波書店から著作も出てる上皇の奥さん)、韓国カルトの力を借りて皇統破壊(私物化)の鍵を入手した訳だ。無論、天皇制廃止論者の俺はこの一族に同情心はない。彼等は王族制度という特権を代々享受して来た(祖父に至っては大元帥として、自国民だけで300万を死に追いやりながら、戦争責任を”言葉の綾”と言ってのけた)。三島由紀夫言う所のジョーカーを、野心的勢力が狙うのは自然だ(司法が機能しない野蛮国家では特に)。そういう、民主主義に風穴を開けかねないシステムは、英国のように徹底した情報公開下に置くか、多くの国のように廃止すべきだ。「天皇陛下や皇后さま、愛子さまが可哀想!」としか思わない主権者とやらは、麻生一派の弾除けとして兵站皆無の戦場で餓死するしかない(宗主国米国のために)。ただその段階では天皇は既に、祖父同様に二重橋で白馬に跨り、赤子を鼓舞してるはずだ。常に時代ごとの絶対的強者に寄り添い三種の神器を守り切る。それが彼等の正業であり宿命なのだ。

 

   中国国営放送だと思ったが、都市部の住民が猛暑しのぎに、地下鉄に集団避難してるとの話題をヒューマンタッチで(学習道具持参の子供らまで)。要するに都会でもクーラーを買えない貧乏人が溢れてる実情を、人情話に捏造して報じている。独裁国家でマスコミ関係者が生き延びる生活の知恵か。準独裁国家大日本帝国でも、NHK(職員平均年収1800万)や日経他のキシャクラブマスコミが、最近の若者は狭い部屋が好きだとか、車や海外旅行に興味を示さない等の戯言を並べてるのと同じ(単なる貧困化)。キシャクラブイコール乞食クラブ。でも中国メディアの方がスマート。賤業であるとの自覚の有無か。

 

 すっかりムカデ屋敷と化した俺の部屋。昼頃、図々しくもまたも肩を堂々と這ってやがった(茶色というより背は黒光り、軽く10センチ以上あった)。肩たたきで一撃して撲殺したが今年3匹目。女房なら失禁&失神間違いなし。どうやらここ数年、女房は家周囲への虫よけの粉薬の散布をサボってたらしい。「ざけんな!」明日は自らまくとしよう。湿疹に加えてムカ公にまで刺されては、おえりゃあせんのうもいいトコ(長門勇)。

 

7月16日…昨夜の「シネマテークたかさき」。観客4名の『オー・パン・クペ』。最後の15分くらい寝入ってたらしく、従業員に起こされた。カッコ悪い老いぼれ(上信線の終点、高崎駅でも時たま)。特につまらない映画でななかったが、恋愛映画には70過ぎると興味が持てない。帰宅後すぐに、女房に図録代をネットで振り込んでもらう。セメントだらけの都内を歩き回ると疲れる。

 

 昨日は呆然たる一件も。半年定期を継続更新。高崎飯田橋間は従来23万チョイ。値上げになったがいくら何でも30万持参すれば、数万はお釣りがと期待。甘かった。な…何と30万3540円。「経由選択ミスじゃ?」とマジで職員に尋ねたほど。要するに月1万以上の値上げ。収入の半分を徴税された上でコレ。でも新聞社焼き討ちも交番襲撃も無し。凄いぞ日いずる大日本国人民!

 

7月15日…再び笑えるスーパー愚作『シンシン アン ド ザ マウス』。なぜ藤村有弘の名前が甦ったのかが分かった。”第三国人風インチキ日本語会話”(明確な差別表現です/タモリの先駆者)を持ち芸としていた彼は、70年代に”しんしんの漬け物”のテレビCMに出演していたのだ。日活アクション映画群、『ひょっこりひょうたん島』のドン・ガバチョの声…48歳で亡くなったホモ、いやゲイである事実を隠さなかった藤村有弘。当時の大人や子供に与えた影響は大きい。『シンシン アン ド ザ マウス』に改めて感謝(「シネマテークたかさき」18日の舞台挨拶の成功を祈る)。藤村に関しては、”うたまろの鼻紙”(うろ覚え)のCMに出てた記憶も。どこでも引っ掛からない所を見ると、誰かと勘違いしてるのか。

 

 『顎十郎捕物帳/上』(久生十蘭・中公文庫)。半世紀ぶりの再読。万年青を巡るエピソードは覚えていた。三一書房の全集、あるいは教養文庫のいずれかだったかまでは記憶にない。文字の大きさ、行間他も盛林堂ミステリアス文庫同様に読みやすい。東京創元社版の『バルザック全集』。2段組みだから興味不快書簡集も、多分死ぬまで読破できないだろう。

 

 炎天下。飯田橋から九段南2丁目の「イタリア文化会館」までテクテク。”三島由紀夫―ピエル・パゾリーニ~(愚副題略)展”。入場無料。かつての枢軸国仲間だが、数千円の入場料を強奪したり寄付を強いる、皇国の見苦しい自称国立各種施設と大違い。無反省な没落植民地国家もどきと独立文化国家の違いか(気違いトランプに毅然たる態度を取った女性首相も立派だった)。図録を購入しようとしたら現金不可と。困惑してたらお姉さん、「今日お持ち帰りいただいて、この振込先に入金していただければ…」と口座を指さす。そうさせてもらう(1部2500円)。何かと鷹揚で気分が良かった。日頃収入の半分近くを徴税されながら、無法官憲に蹂躙されてる”主権者”からすると実に新鮮(日本人やってるのもう疲れた。物質的&精神的に)。

 

7月14日…昨夜は仕事の傍ら引き続きWOWOWの『海街diary』(監督・是枝裕和・’15)も。『幻の光』と『空気人形』以外はピンと来ない監督だったが深く反省。終始長澤まさみを、ヒッチコックが金髪女優を扱うようなエロオヤジ視点で入念描写(よくマネージャーから文句が出なかったな)。ファンは抜き所だらけで困っちゃうかも(困らねえよ)。成熟女子だけでは深みを欠くと考えたか、夏帆でロリ味全開。こんな立派な本格的回春映画を10年以上知らなかったなんて(シクシク)。映画としても上出来。食事前後の合掌場面がある映画としては珍しい水準。『かもめ食堂』や本作を見た若手、いや”馬鹿手”が”ほとんど存在しない習慣”を模倣捏造拡大させてるのかも。広瀬すずの喰われっぷりが涙を誘う。映画館で再見したいけどな。

 

 エジプトロケ映画『ナイル』で疲れた顔してた渡瀬恒彦。昼間の各種BS再放送ドラマへの出演頻度もハンパじゃない。しかも大滝秀治や小池朝雄、田中邦衛と異なり主演だ。若死にやむなしのハードワークぶり。劇団を主宰してたり、親族が巨額の借金背負ってるとのゴシップも聞いた試しがない(ギャンブル狂だとかも)。仕事中毒、あるいは未知の理由が? ウィキを見たら72歳で死去(俺も今年72歳)。胆嚢ガンではな。関係者に熱心な書き手が居るのか単なるファンなのか不明だが、文字の分量が並じゃない。もっと整理しないと却って読んでもらえないと思う。ウィキには時々ある周囲が見えてない贔屓の引き倒し。

 

 数年前に亡くなったデザイナーで映画評論集も出してた鈴木一誌。スタッフ思いだったのだろう。装幀本には必ず部下らしき人の名前も(女性多し)。業績を独占せずに若手が世に出るのを応援してたのだと推測。妨害する”師匠”の方が圧倒的に多い世界なのに。立派とは思うが担当本出品の際は面倒。俺は単行本の場合は装幀者の名前も入れるが、著者の倍の尺があるのは妙。弟子だけ省いちゃう場合も(心の狭い奴)。心に余裕がある日は入れるが。今日の潮出版社の一誌装幀本には、彼意外に2名もの名前が。助監督までは許せるがサードまではね(俺、関係ねーし)。2名の名前は省いた。渡瀬恒彦とは違い、ウィキの鈴木一誌は簡潔でありながら業績や人間性をクールに表現していて好感を。

 

7月13日…野崎六助の評伝を読んだばかりのせいもあり、『今の世の奇跡/奇跡を起こせる男』(黒岩涙香/H・G・ウェルズ/盛林堂ミステリアス文庫)が楽しい。有名作家だが初めて。文字の大きさ、行間、ルビ他の編集も適格。新聞の部数をグイグイ伸ばしたそうだが、納得。昔は一顧だにしなかった上信線沿線景色。最近は時々。空き家の多さに改めて驚く。全国的景色だろう。

 

 この歳になって気づいた(映画の最後の字幕をぼんやり眺めてて)。中国系の人の名前って9割方3文字なんだね。たまに4文字の人がいると日本人だったり。韓国もかな。老いぼれの注意力はホントに緩慢。日本人名は3文字、4文字、5文字が混合ダブルス。珍しく多様。デザイナーは苦労するな。揃わないことの美しさもあるはずだが。

 

 WOWOWでやってる『ナイル』(監督/和泉聖治・’99東映)。こんな映画が存在したなんてまったく知らず。当時は編集仕事も忙しかったが、『キネマ旬報』は読んでたはずなのに。エジプトアクション。この監督は危なげない。安心して見物出来るが、新鮮味も無いのが弱点か。余り論じられる機会もない(俺は結構高く評価)。人間性に問題があるのか(想像)。あるいは名前が立派過ぎたか。どうでもいいな。渡瀬恒彦。かなり疲労が顔面に。現地の役者さんは男女を問わずゴージャスで上手だ。

 

7月12日…韓国カルト統一教会の召し使いで、詐欺師兼白人MP專用パン助が総理大臣してる国にふさわしい景色か。野党面したパン助グループの用心棒、野田佳彦が瀬島龍三や源田実張りの醜悪極まる弁明(ゲロシャワー1時間)。コイツや番頭の小川淳也に、腐った生卵ひとつぶつけられない同僚議員も情けない。主権者が屠場に運ばれてるのに、阻止行動するどころかカポ役を買って出て、逃亡者を射殺する”野党議員”とやら。商売用ゴザ片手のスベタパン助総理大臣、モザイクゼロのフルマン姿で高笑い。

 

 「シネマテークたかさき」。『シンシン アン ド ザ マウス』。『XiXi、私を踊る』。20人前後。7人。前者。片言ニッポン語ギャグ映画史の金字塔。この時点で藤村有弘は、日活アクション映画時代のインチキ外国語芸を完全に凌駕された(シンシン君の台湾式スーパー話芸に)。岸井ゆきのも仕事とはいえ、かく共演者と恋愛芝居をするのだから大変。監督&プロデューサーが18日に舞台挨拶すると。是非後学のためにその馬鹿面を拝みたいが、2度も駄喜劇に入場料を払うほど金持ちじゃねえし。後者。自己語り過剰の演出者が鬱陶しい。誰もが思ったろう。シィシィ自撮りの映像こそもっと長く見たかったと。チラシは両作ともに合格点。

 

7月11日…昨日。適菜収の複数の新刊が見当たらない、「くまざわ書店」高崎駅構内店で代わりに買った、『虚構の昭和史/海軍善玉論、石原莞爾名将論の陥穽』(保阪正康・戸高一成・大木毅・角川新書)が、腹立たしいが実に面白い。辻政信、瀬島龍三、源田実の醜態は知ってたが、石原莞爾や山本五十六にも冷静で厳しい視線を向けてるのが特徴。同書を片手に、「くまざわ書店」近所の「日高屋」で冷やし中華。目分量でだが、飯田橋店より麺や具が1割5分前後多い。スパゲティ他でもだが、群馬では麺類の量がやたらに多い。チェーン店でも地域対応してると俺は確信。むろんうまかった。

 

 『虚構の昭和史/海軍善玉論、石原莞爾名将論の陥穽』(保阪正康・戸高一成・大木毅・角川新書)。後半に入り益々盛り上がる。源田実が米国軍人と会う際に見栄を張るために、存在しない勲章をでっち上げてたとの話に苦笑。アメションパンパンタカイチと発想、人間性が同じ。かくドカス野郎が考案した特攻で、無駄に死んでった人間が数千人もいるなんて(危険手与え確保のために、事務職になって以降も戦闘機運転資格を放棄しなかった点にも啞然)。黒島亀人という名前からして悪党風の、山本五十六の威光を借りたハレンチ漢の戦中戦後の暗闘も暴露。いやはや。もう60ページで終わるのが惜しい。保阪正康も本著では、さすがに持論の天皇裕仁平和主義者論を開陳してないので安心して読める(これから出てくるの?)。

 

 上記書で一番印象に残った戸高一成の発言。”保阪 松本清張の『遠い接近』(光文社、一九七二年)という小説は、陸軍の内務班で受けた恨みを戦後に晴らすという話です。しかしながら、海軍だって内実は似たり寄ったりです。戸高 海の上でやっているので、民間人の目には触れなかっただけです”。 

 

7月10日…金井美恵子の影響もあり、『DVD10枚組/喜劇の王様チャップリン大全集』(コスミック)を。ふむふむ。人間のケツってここまで喜劇に貢献してたのか。俺はキートンやマルクス兄弟より、チャップリンを高く買ってるので大いに楽しめる。しかしサイレントものって、中身のレベルとは無関係に眠くなるのが難点。薬も惜しみなく塗り、昨夕は草刈りで汗を流したが、湿疹ゲリラは沈静化せず。

 

 「シネマテークたかさき」。『霧のごとく』『アン・リー/はじまりの物語』。10名。7名。前者秀作。後者ハッタリカックン凡作。『霧の~』は『1秒先の彼女』の監督なので期待してたが、社会派作で134分というから不安も。だがいざ始まるとセットや美術が素晴らしく、それを眺めてるだけで湿疹のかゆみも忘れた(五所平之助タジタジな不潔な美学)。『アン・リー~』はキリスト教系踊るカルト宗教開祖の評伝作。主演女優がやまかかしみたいな蛇面で、魅力&カリスマ性ゼロ。更に売りの群舞場面。演出者は観客が控える舞台場面としての処理を。そうじゃないだろう。踊りが幾ら魅力的でも場違い感120%。チラシの自足感も不愉快。137分。終始湿疹の薬を塗りまくっていた。

 

7月9日…『愉しみはTVの彼方に』(金井美恵子・中央公論社)を再び。著者の高校時代。高崎の日活系映画館前。小林旭のスチール。元自衛隊員で行方不明になってる、旭似の息子の思いで話をする婆さんが登場。印象的なエピソードで、初読ではないはずだが…(痺れる体験だから複数回登場した可能性は)。とにかく記憶にない文章ばかり。ボケ老人の特権だが、鈴木清順、ロメール、沢田研二他へのシビアな見解には大いに共感。他の映画評論集も再読するか。小説までする気は毛頭ないが。

 

 湿疹が最悪。2~3カ所が同時に痛かゆくなる。塗り薬で鎮静化させると、今度は他の部分の湿疹野郎が…。その繰り返し。耐え難い湿気とも関係あるのか。ヤケクソで草刈りにでも行こう。伊藤詩織バッシンググループに加担して以来、山崎雅弘のページは前ほどは覗かなくなったが(自慢臭が避けがたい自己引用も過剰)、町山智浩んとこも凄い。連日「皇室アルバム」状態(「君が代」が聴こえそう)。王様に睥睨する自称リベラリストも、世界的には貴重種だ。いくら麻生一族の薄汚い野望への反撃だとはいえ、上皇、天皇一族も祖父の戦争責任を反省した訳ではない。藩屛志願の王様大好きリベラリストには、内心彼等も困惑してるんじゃ。本来右翼だと思うが(阿宮美亜っぽい)、適菜収が一番ぶれない。

 

7月8日…自国沖縄の婦女子が鬼畜米兵に凌辱され続けてるのに、”見解を控えた”チンジロー防衛大臣が、アメリカ建国250年にバンザイ音頭! 爺様が在日朝鮮人&日本人家族を北朝鮮に先頭に立ち廃棄、父親が米国の言うがままに国内市場を献上した国賊ファミリーの、3代目らしい醜悪極まる姿。かく代物が逃げ隠れもせずに往来を闊歩。営業右翼しか存在しない新大日本帝国(昔なら3度は暗殺されてた)。アベシン、パンパンタカイチに次いで、”ルメイ将軍大賞”を与える。賞金はゼロだが(審査員は俺1人)、”不滅の売国者”として永遠にその恥名は語り継がれよう。

 

 "大藪氏の数ある傑作のなかでは、とくに完成度の高い作品とは言えないかもしれないが…"。『戦場の狩人』(’84光文社文庫)の郷原宏の解説だ(結び段落トップ)。俺の実感と同じ。昨今の文庫解説は粗筋説明とおべんちゃらオンリーが普通。原稿料をもらうのなら最低限この程度は書け。臆病な担当編集者のキシャクラブキシャ並の劣化もあろうが。”作品”を”傑作”としてる点に郷原の工夫と才気が。詩はつまらん人だけど。

 

 飯田橋の安い中華料理屋で15年振りくらいで大学時代の友人と宴会(電話やメールでは時々連絡)。学年はひとつ下だが同じ72歳。なのに先輩なのでいつも俺が奢る立場(相手もそれが当然と確信。他大学から編入者)。6000円位だったのでどうでもいいけど、何か変な気もしないではない。

 

7月7日…職員平均年収1800万の”自民党の電通”(原資は準税金)、NHKが勝手に送り付ける早朝のクラシック番組。音楽的素養は皆無で心地のよさ以外は理解出来ない。だが実は隠れファン。演奏者のヘアスタイルが片っ端アヴァンギャルド。今、ブラームスのバイオリン・ソナタ第3番を。バイオリン奏者の頭髪は普通。やや落胆して隣のピアニストを。30歳前後の美青年。今日は不作だと移動しようとすると、アングルが変化。青年の頭部中央が、ザビエルのように真ん丸にはげてるのを発見。光沢も並ではない。日々清潔を心がけているのだろう。感服。

 

 「シネマテークたかさき」。『トランクヌードル』『サムライ』。7名。9名。もう同性愛映画にはうんざりだが、前者は啓蒙臭が無いだけ救いか(享楽的ゲイ映画)。ただジョボジョボ放尿音を、2度もしつこく聴かせる必要は無い。1度で十二分。後者。もっともっと面白いと思っていた。無論、つまんなくはないけど…。極端に美化しすぎてたかな。

 

 西村賢太が復読してたので俺も真似して大藪春彦を。『戦場の狩人』(’84光文社文庫)。オカマ野郎、日本女性の3割は大根足、ブス、にんにく臭い韓国人、ホモカップル…懐かしのメロディならぬ、懐かしのヒンシュク語&言い回しがビシバシ登場。俺も平然と使ってたよ当時は。主人公、星島弘が天敵の死の商人の配下にコロリ寝返るのが、いかにも天皇からマッカーサーに乗り換えた日本人らしくリアル(まだ半分なので最終結果は不明)。3冊前後読んでまたすぐ飽きるのか。無節操だが、その時々の怒りを忘れない主人公はカッコいい。

 

7月6日…『一私小説書きの日乗 野性の章 遥道の章 不屈の章』(西村賢太・角川文庫)読了。もう1冊に比べ、解説の尾崎世界観の文章も楽しいし大いに満足。未読本も多数あるのに気づいたし。あえて粗を探せば、”東京生まれのスタイリスト”の割には、古本屋で本を買うのを”つまむ”と表現するのは、北関東の水飲み百姓っぽ過ぎる。玉袋筋太郎が登場人物の中では一番不愉快(2番目が坪内祐三)。

 

 忘れるトコだった。『FUJIKO』にもクズ邦画のパスポート、食前の合掌場面が当然。昨今噴き出すのを堪えるのが大変だ(”馬鹿の横っ走り場面”に至っては、余りの多さに笑う気力も起きない)。イッセイ尾形。昨今一作ごとにダイコン化(名古屋章化)。柄本明を上回る勢い。老優にはまま見られる現象。ギャラは逆にアップしてるだろうから、当人は自覚せずに死ぬまで。周囲でも意見出来るような人間は死に絶えてるだろうし。客だけが劇場でポンコツ田舎芝居を。

 

 独裁的権力者におもねる輩って、表面的には可愛がられるが内心は軽蔑されてるのが常。所詮はペット以上でも以下でもない。手みやげ置いたらとっとと帰れと。G7でのトランプの、パンパンタカイチへのシカト振りはその典型。「国立映画アーカイブ」も同じ。近代美術館からの独立を画策。誰も相手にしなかったアベ内閣時代の明治維新100年迎合企画特集をしたり、現金入場を素早く取り止めたりと、国策にフルチン&フルマン対応。所が今じゃ予算バッサリ。勝手に稼げとの荒塩対応。無論基本的には米国朝貢費最優先のアメションタカイチが悪い。けど付け上がらせた責任は、「国立映画アーカイブ」という、入館者の事情など全然頭にないNHK並のド腐れ組織にも。失火で丸焼けになっても全然同情しない。ましてやクラファンなんて笑い話。職員は誰1人1円として協力しっこないだろうし。

 

7月5日…昨夜。「シネマテークたかさき」で『サヨナラの引力』。8名。この強烈なカマトト振りで115分は、作る側&見る側ともにつらい。キリギリスみたいな主役の男にも全然魅力ないし。コイツの父親やヒロインは悪くないのだし、中盤の30分を無造作に切るだけで並の出来になるはず。『一私小説書きの日乗 野性の章 遥道の章 不屈の章』(西村賢太・角川文庫)を半分まで。文庫だとまた別の感慨が。今のところ直接知ってる登場人物は3名。物書きは当然心配性の小心者。これだけ頻繁に医者通いしてても、暴飲暴食暴マンのツケは回避出来ないのだな。

 

 裏の堤防の各地区をあげての草刈り日。たった1時間程度だが終われば体がサッパリ。90歳を超えた古老が杖を片手に参加。心意気は嬉しいが、やや有難迷惑タッチな空気も。幸か不幸かここらでは72歳はまだハナタレ小僧。50戸くらいしかない村だが、3軒の空き家があるらしい。国は頭から腐り尻尾から溶けて行くのだな。

 

 「シネマテークたかさき」。『FUJIKO』。観客22~23名。ポスター&チラシ+半券はハイセンス(入りにストレートな効果が)。実態。95分らしいが130分以上に感じられた。外装は今風で中身は’50年代末期浪花節タッチ。脚本(我人祥太、國吉咲貴)が世間&苦労知らずの根本的ドアホで、衆知の常識にいちいち主人公が驚いてやがる。付き合わされる客はたまらない。映画は無能脚本家の人生修業の場ではなく、研鑽発表の場だ。賭博場のまかない婦の下りのみは好調。悪くない撮影者(川上智之)が可哀想。死んだ父の友人のそば屋に、困ったら飯を喰に来いと言われて、ホントに親子2人で連日押し掛ける主人公に感情移入できる客は少ない。終盤のそば屋での意味ありげな調理場シーンを、素面で延々と撮ってる演出者(木村太一)もネジが3つは外れてる。包装&脚本家のP・N一流中身五流半。

 

7月4日…経済的なんだか逆なのか良く分からない。コスミックの10枚組みDVD、『名優が演じる愛憎の世界』を例によってダブル買い(『都会の叫び』『ジョニー・イーガー』『暗闇に響く銃声』『真人間』『二重結婚者』他収録)。記憶がある題名もあったのに、「シネマヴェーラ渋谷」で一部を見たと勝手に解釈(ボケの冷や水)。ところが…。けど結果的には楽しめちゃう。忘却老人はホントに便利。人生と異なり、映画は何度でもやり直しが効く。

 

 「西部古書会館」。めったに500円以上の本は買わないが、珍しく2750円もする『過激派の時代』(北井一夫・’20平凡社・「今小路ブックストア」出品)。覆面姿の中核派見開きゲバ棒集団写真で、楯代わりに使われた映画の看板が複数。写真に一番ふさわしいのが『墓石と決闘』。『モダンミリー』はやや浮いてるが、そこにこそ味わいが。初めて聞く題名だが、『映画ストリップショー』の幟も(ピンクか?)。”蛇””欲望”だけが読める看板も。残念なのは上映館名が特定できない点。『モダン~』だけは”×××ピカデリー”とあるのだが(判読不能)。’67~’68年頃。

 

7月3日…トイレで拾い読みしてる『キネマ旬報』2010年8月上旬号(『借りぐらしのアリエッティ』特集)。森卓也、浦崎浩實、秋本鉄次、高崎俊夫らの名前も。読みでもタップリ。定価890円。月刊化してる最新号は1320円。買って比べた訳ではないが、昨日「くまざわ書店」で手にした感じでは、随分と軽くなってる感じ(誌面スカスカで文字量激減なのは大分前から)。高定価映画パンフレット、もどき。人気俳優が表紙の号はファンが買うかもしれないが、普段は苦しいだろう。一番安定してる購入先の、公共図書館の数だけ刷るって訳にも行かないだろうし。

 

 今朝の『東京新聞』合同版最終ページ(20面)。新刊『夏帆』(新潮社)を出した村上”エルサレム賞”春樹の写真入りインタビュー記事が。配信ではなく自社記事らしい。相変わらず同紙への『週刊新潮』他の広告はストップしたまま。差別主義出版社の広告停止くらい屁でもないという余裕か、あるいは「こうして宣伝にも協力してますしそろそろ…」というへりくだりか。後者だとすると(間もなく判明)、望月記者の呆れた伊藤詩織バッシング不祥事同様に、信用と部数を落とすだろう。

 

 日刊『赤旗』外報面に、南アフリカで移民へのテロ行為が頻発してるとの記事。極右集団を恐れる大家に住居から追い出されて、屋外で集団で眠る人々の写真(関東大震災下の朝鮮、中国人、社会主義者を連想)。人種差別問題で世界の支持を受けた同国の名誉は、完全に地に落ちたとも。ナチスイスラエルに続き、ナチス南アフリカが誕生してしまうのか。

 

7月2日…米国では”白髪のモウロクヒトラー”トランプ政権下でも司法が機能しているが、”神国ニッポン”は凄い。裏金5000万の大野泰正に罰金60万。算数嫌いの小学生、いや洟たれ園児もビックリ。このトンデモ判決でヒラメ判事のエース福家康史は、最優先で都会の公証役場に天下り、年収数千万でウハウハ(古いけど効果的擬音)。御用電波送り付け悪徳商法のNHK職員は年収年収1800万。国会議員は同3000万。軍事予算、米国への朝貢費、皇族維持費は青天井。主権者の平均年収はキシャクラブ加盟の大手マスコミ賤業従業員同様、最低でも1000万あるのだろうか(…)。さらし首当然だったのに百姓一揆が頻発した江戸時代より、民度が退化してるのは確かだ(経済力、出生率、言論表現の自由度等、全部共通)。税収最高下で給料の半分を税金で強奪されながら、黙って納税黙って自民党に投票黙って棺桶を目指す人々。究極のホラー。

 

 「シネマテークたかさき」で『ライスボーイ』。観客8名。少年の子供時代までは並。思春期になって以降はメタメタ。古色蒼然たる三文泣かせ田舎芝居。早起きして『サムライ』に駆け付けるべきだった。帰りに「日高屋」。豚骨ニラ南蛮+3個餃子(800円)&ビンビール(520円)。ここで昼間ビール飲んでると、人世の充実感をヒシヒシと。

 

 上信線で『愉しみはTVの彼方に』(金井美恵子・中央公論社・’95再版・「盛林書房」で500円)。再読なのにまったく記憶になく、完璧に満喫中(あるいは初読?)。蓮實重彦の、”高崎女子高校卒のチアガール”状態だった当時より、より客観的に評価出来そう(著者も読者も)。中央公論社。当時はまだナベツネ傘下ではなく、”新”が付いてない。

 

7月1日…みうらじゅん的なる現象。映画の余りに無意味で長いエンドロールは耐え難い。ミュージカル&ホラー以外はほとんど途中退席(トイレも近いし)。ただそれだと老化に伴い忘れものが急増(ハンカチ、ペットボトル、本、傘…)。財布に及ぶ前にと、昨今は無理して照明点灯まで我慢。先日の『シラート』ではその禁を破りトイレへ(「シネマテークたかさき」2階)。手を洗った後でハンカチが無いのに気づく。再び館内へ。まだ終わらないエンドロール。落ちてるハンカチはすぐに発見。反省しつつ「ありがとうございました!」とのスタッフの声に送られ、徒歩5~6分の「高島屋」まで。今夜の酒の肴はと地下食品売り場へ。カゴを片手に老眼鏡をと胸のポケットへ手を伸ばすが、無い。落としたのはハンカチだけではなかった! あわててUターン。「通路に落ちてたたらしいですよ」と顔見知りの同館の姉チャン。ハンカチを拾おうとかがんだ際に落とした可能性が高い。500円玉を拾って5000円札を落とすがごとし。

 

 美輪明宏の訃報記事。『東京新聞』は1面左側でドドーン! その価値はあると思うが、本丸の政治記事は他社とほとんど横並び。日々の意気地の無さを美輪で晴らすのは、かなりみっともなくないか。本筋で勝負しろっての。小沢一郎冤罪事件の際に、官憲側に立って健筆を振るった高山晶一記者。当然出世したらしく、最近良く紙面で名前を。リベラリストみたいな寝言をほざいてて驚愕。アメションパンパンタカイチが、商売もののゴザ(白人MP專用)を抱いて逃げ出しそうな厚顔さ。