僕が恋した人は人のモノ #5
3回目の彼女と会う日今日は金曜日で彼女が休みの日10時に池袋集合で遠足気分で早起きした。僕は9時に池袋に着いた。西口近くの大きな劇場では大学の入学式への案内看板を持った男の人が立っていた。その先には桜の木が綺麗な花を咲かせており彼女のことを思い出す。いい朝だ。40分ほど散歩した後、待ち合わせの駅前で音楽を聴いて待つ。彼女は僕の顔をしれーっと確認しながら歩み寄り「お待たせ!」とテンション高く登場した。そう、なぜなら今日は彼女のオタ活に付き合う日だから。10時オープンのファーストフード店へ行きキャンペーンのコインケースを引き換えハンバーガーセットとタピオカドリンクを2つ頼む。店側のトラブルでハンバーガーが作れないと言われ明らかに落ち込む彼女。ドリンクを頼んだらもらえるコースターも推しが引けずにしょんぼり。彼女の悔しそうな笑顔はいつもの大人な雰囲気とは裏腹に少女のように幼く笑う。二階の席へ行くと壁一面コラボしているキャラが張り巡らされていて僕は心の中で「これぞ非日常が・・・」と思った。彼女と出会わなければ人生の中で経験することのなかった経験ができた。バッグからかわいらしい人形をおもむろに3つ取り出しドリンクの前にコインケースと一緒に並べる。「これがオタ活か・・・」と心の中で言いながら驚きを隠してしっぽりタピオカドリンクをすする僕。反応に正解があるのかわからないけどニコニコとおもしろがりながらオタ活を初めて見て一緒に楽しめたいい時間だった。店を出て11時から彼女がまつ毛パーマにいくというので一旦お別れをした。僕は1人で散歩ついでにポケモンセンターへ行こうと思い歩き始める。道中、大きめの公園におしゃれなカフェが隣接してある公園をみつけ桜をみて写真をとって日向ぼっこ。平和だなぁ、落ち着くなぁ、と思い公園を後にする。久しぶりのポケモンセンターは相変わらず少年時代を思い出させてくれる空間で勝手にディズニークラスのテーマパークとして崇めている。40分くらいで彼女から終わったと連絡が来た。桜があった公園で待ち合わせしようと話し、道を戻る。僕が公園に着くと彼女はもう着いていた。上を見上げながら桜の写真を撮る彼女。「昼間から絵になるなぁ」と1人で感じながら彼女の元へ。「爆睡してしまったー」と嬉しそうに話す彼女のまつげの変化にはあまり気付かなかったが「めっちゃ上がってる!」と一応リアクションしておいた。