D&D | RINOオフィシャルブログ Powered by Ameba

D&D

チェィ








風もあるけど天気いいね








年越しは565邸でクリームシチューを








そして昨日は家で地鶏鍋を作った








どれも大成功!!








今年は外食を減らして自炊の年にしようと思ってんだ








去年のブログでも書いたようにママはN.Jにおばあちゃんは叔母の居る辻堂に行ってる為








正月は弁慶と留守番することになったから








4日のグッドウッドイブニングまでの正月1、2、3は仲間を家に呼んでご飯を作ることに決定








やっぱみんなで作って食べるのって最高だね








買い物から始まり出来ていく過程でのつまみ食いとか楽しいし








時代も時代なだけに一番贅沢なんじゃない?流行ると思うな








と、まあ09年始はこんな感じなんだ








近況報告してたら何故か96年にレコーディングしに行った冬のN.Yを思い出したから正月SPということでD&Dスタジオでの思い出を話そうと思う








N.Yのプロデューサー×東京のMCっていう企画物のCDに参加してくれとファイルレコードの岡田ちゃんから連絡があったのが「下剋上」出したばっかで勢いに乗ってた95年末だった








話を詳しく聞くと








ショウビズ×ペイジャー









プレミヤ×ジブラ








ライムスター×バックワイルド








そしてビートマイナーズ×俺っていうラインナップで作りたいって聞いて即答で参加する事にした








そして凍てつく2月のN.Yにツイギー、ブルヤス、パトリックで行った








最初はマンハッタンのホテルに2週間滞在する予定だったんだけど色々うるさかったから四日目ぐらいでそのホテルを出てブルックリンのフルトンストリートにある元ファイン編集部にいた友達のアパートへ転がり込むことに








そのアパートには女の子が2人で住んでいたんだけど交渉して俺たちがN.Yに滞在してるあいだ彼女達にはそれぞれ彼の元にいってもらい








代わりにいくらだったか忘れたけど宿泊費を払った








ホテルの予約をキャンセルして当初予定してた残りの宿泊費を現金に変えてもらってその中でやりくりしたんだけどお互い条件がよかったから折り合いがついたんだ








そして4人でのアパート暮らしが始まった








何日か過ぎてビートマイナーズからトラックをもらう日がきた








今でもはっきり覚えてるイビルDは俺に「8曲入ってるからどれを選ぶか楽しみだよ」と意味深な笑みを浮かべカセットテープを渡してきた








アパートに戻って聞いてみるとオモチャのキーボードで作ったようなトラックもあわせて50トラック以上入っていた








その瞬間俺は試されてるなと思った








ちなみにペイジャーにライムスターはそれぞれプロデューサーから5曲ぐらいもらってたしジブラに至ってはプレミアからトラックをもらったとき1曲しか入ってなかったという








Mrウォルトもそうだけどビートマイナーズの遊び心には本当にやられた








そのカセットを聞くためにフルトンモールでラジカセを買いに行ったとき後ろから「りのさんですよね」とタイプライターが話しかけてきたのも覚えてる








あと夜中に大貧民で負けた罰ゲームでリカーランドに一人で買い物に行ったとき俺の後ろで並んでたニガー話しかけてきた








最初は無視してたんだけどすぐにチャンネルライブの一人だってきずいた








奴等が日本に来た時にフロントアクトしたんだけどそれを覚えてくれてたんだうけたよ









その当時はフージーズが大ダイブレイクしててちょうど滞在中にライブもあることがわかった








みんながそのライブに行くときも俺は部屋にこもってひたすらリリック書いてたな








その頃の俺は自分で納得いくリリックを書くのに物凄く時間がかかったからトラックを決めてからから2、3日部屋にこもり続けた







そしてついにレコーディングの日がやってきた








夢にまで見たD&Dスタジオに








スタジオについて一通りの挨拶を済ましてからトラックの確認した時イビルDがノリノリで首ふってたのは衝撃的だったな








日本人のプロデューサーで自分のビートにこれだけノリノリになれる奴はいないと思った








あとで聞いたんだけど俺が選んだビートはクレッグマックに渡す予定で作ってた物らしい








そして緊張するなかボーカル録りが始まったんだ








俺が使ったボーカルブースはエンジニアとガラス張りで向かい合ってた








マイクの調整も兼ねて何回か練習してそろそろ録ろうかって時に見覚えのある顔がガラス越しに見えた








違う部屋で作業してたプレミアがのぞきにきたんだ








口から心臓が出そうになりながら録音開始








書きたてのリリックで歌いなれてないから何回も取り直したけどワンテイク目からプレミアは「いいじゃないか」と親指を出してくれた








そのままプレミアは何テイクか見て去っていった








ほっとしたのもつかの間








今度は俺の次にボーカルブースを使う予定のサダトXがやって来た








それもベロべロで








はじめて買ったヒップホップのアナログがブランドヌビアンのパンクスジャンプアップだった俺の上がりっぷりは頂点を軽く越えた








その経験はその後の俺に目に見えない勇気と自信をくれたんだ








途中一服してたらバックワイルドが通りすぎたりまだ未発表のOCの新譜が聞けたりとD&Dでの思い出は今でも俺の脳裏に刻み込まれてる








残念ながらD&Dはもうないがあそこでの経験は俺にとって光輝く宝物だ








そしてあのときの縁は今も続いていて俺の2ndでもビートマイナーズから一曲もらってるし








去年はレジェのアルバムでバックショットと一曲キックもした








90年代のヒップホップが流行っている今その時の経験が活かせればいいな








以上、長々と続いたがここで終わりにしたい








明日はサンピンキャンプの裏話とその後の俺の生き方を決定づけたハワイ~オークランド放浪記を伝えたいと思う








それじゃチェィ―