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タラの枝の一本棒の先端部分から、こけしの頭を作るように削り出した浮子の原型です、この後に、サンドペーパー掛け、塗装の作業をしていきます。 鮎をしかも20cm以上の大鮎を、流し毛鉤で釣ろうという関西ではほとんど馴染みのない釣り「ちんちん釣り」に使うタラの木が手に入って作り出しているものです。浮子部分の赤道あたりに薄緑のような帯が分かりますでしょうか?タラの木の中心の「髄」を覆っている硬い「中皮? なんと呼ぶのかわかりませんが、トゲトゲの外皮に対して、仮にこう呼んでます。」を薄く残してあります、「ちんちん釣り」に特化したこの浮子にはこの硬い薄皮が必要でして、柔らかく軽い中心の「髄」部分を守ってくれるのです。削り出したこれらの浮子の赤ちゃんをしまっておこうと小さなジャム瓶に入れたところ、カランと硬いプラスチック浮子を入れた時の様な音がしました。なるほどこれなんですね!納得の赤道の帯です。