こんにちは。
mizukiです
中学2年生 支援級在籍
軽度知的障害(IQ50〜69)
ケーくんと、
姉のネー子、パパとの静かな日常
を書いています
ケーくんは、
中1の秋から不登校気味。
躁うつ症状に悩まされながらも
成長を見守っています。
つづきです。
今後の予定が決まって
療育センターの学校訪問までは、
日程調整のために
少し間が空きました。
その間に
支援級の様子は
急に変わり、
ケーくんは普通に登校するように
なりましたが、
わたしは
懐疑的にみていました。
こうした不自然な対応は
長続きしないものです。
予想した通りに、
しばらくすると
ケーくんの表情は
また暗くなりました。
連絡帳で指摘をすると
元気に登校できる日もありましたが、
何かあると
すぐに体調に表れました。
例えば、
ある授業中に
先生がイライラしていて、
「早く終わらせないと、間に合わなくなっちゃうよ!!」
などと声を荒げると、
ケーくんは途端に不安になり
手がうまく動かなくなる。
もたもたしていると
「ほら、早くやっちゃうよ!手を動かして!」とますます
急かされるのだそうです。
こうした事があると、
帰宅後の気分の落ち込みや
イライラは相変わらずでした。
それでも、ケーくんは
こうした不満を口にできるようになり
連絡帳でその都度伝えることで
厳しく当たられることが
劇的に減ったようで、
手が付けられないほどの
混乱は少なくなりました。
家では、
やや落ち着いたこのタイミングで、
状態を自覚できるように、
言葉にしながら過ごしました。
「いま、ハイテンションじゃない?
独り言がでてるね。
ゲームはここまでで今日は休もう」
「いまはローテーションで
落ち込んでいるから、
できなくても仕方ないよ。
またできるよ。それまで手伝うよ」
ケーくんも、
コントロールしようという意識が出てきて、
深呼吸をしてみたり、
お茶を飲んでブレイクを挟んだりと、
行動ができることもありました。
こうして
酷い躁鬱の波は徐々に
緩やかになっていきました。

そうして
心理士さんの参観がありました。
平先生はまず、
ケーくんに同意を求めました。
「私が参観に伺っても良いですか?
嫌かな?」
こういった自分への配慮を
全身で感じるケーくんは
にっこりと
「いいよ。」
と返答しました。
そして、平先生の来校を
恥ずかしさと嬉しさ半分に
楽しみにしていました。
参観の内容については
親へ報告はありませんでした。

心理士の先生とは、
4者面談で
どのような話し合いにするか
相談しました。
わたしは、
何度も伝えても本人が
苦しくなるような対応が
改まらないことを相談し、
それは、
「知的障害の子どもに対する
知識が不足しているからではないか」
とまで、考えていました。
しかし、平先生は
その点には触れず
「ケータくんが
安心して学校生活を送れるために
どのように支援していかれるか。」
をテーマに進めましょうと
まとめてくださいました。
面談の方針が決まり、
いよいよ当日が
やって来ました。
つづきます。
今日も気長に



