こんにちは。

mizukiですニコニコさくらんぼ



    

中学3年生 支援級在籍

軽度知的障害(IQ50〜69)

ケーくんと、

姉のネー子、パパとの静かな日常

を書いていますスター


ケーくんは、

中1の秋から不登校気味。

躁うつ症状に悩まされながらも

成長を見守っています。



前回のお話。


うつが徐々に収まると、
またハイテンションがやってくる。





機嫌の良い時ケータは、
駅までの道のりを歌って歩く。

あの恥ずかしがり屋のケーくんが
人目を気にせず大きな声で歌う。


注意をすると、一旦は黙るものの、

今度は独り言が始まる。

考えていることがすべて
口にでてしまう。


さらに、周囲が気になって
フラフラと歩く。

その姿は、
まるで酔っ払いのようだった。



ゲラゲラ
「ねーねーねー!あの人!
ゲーム持ってるよ!!」

キョロキョロ
「そうだね、
そういうのは口に出さないようにね」

ゲラゲラ
「あれー!このお店のこれ!
欲しかったやつだ!!
これも!これもー!」

ガーン
「ちょっ!お店のものを勝手にさわったらだめだよ」

おーっ!
「へーん、ママうるさい!!」


そう言いながら
一人走っていった先で
GPSのついたキッズフォンで

祖父母に電話をかけていた。


いつもは、電話は苦手で
使おうとしないのに。

スマホの操作が分からないし、
間違えたら怖いし、
何を喋っていいかわからないから。


それに、祖父母は
遠方に住んでいて、
年に数回しか会わない間柄。


なのに。



おばあちゃん(祖母)
「随分長く話してたわよ〜。
たくさん教えてくれて。
よく話せるようになったのねぇ。」


折り返して電話の様子を聞くと
祖母は驚いたよう言った。


おばあちゃん
「あんまり話が長いもんだから、
悪いと思ったけど、
また今度ね〜って切り上げたわ。
すごい勢いだったわよ。」




花



貯めていたお金も、
バンバン使ってしまう。


それも、おもちゃ屋さんや専門店ではなく
近所のスーパーや
ドラッグストアでおもちゃを買う。


「おもちゃ屋さんのほうが正規品だし、
お得だよ?」


と伝えても、


「今欲しい!すぐ欲しい!」


と大人買いしてしまう。



花



躁のときは
機嫌が良いばかりではない。


むしろ、ちょっとしたとこで
機嫌が変わり、怒り出すこともある。




パパと2人で車に乗ったとき。

信号のない横断歩道を
人が渡っていたので

一時停止した。

すると、
ケータは突然、


「おい!!早くいけよ!」


窓を開けて、怒鳴ったらしい。



そんなこと言う人…
親戚中にもいない!!



パパは驚いて、帰宅するなりに
わたしに報告してきた。


くまタラー(パパ)
「いや、まいったよ。
もう、すみません、すみません!!
て平謝りしたよ。」

「ケータには、
『そんな事したらダメだろう!!』
て結構強く言ったら
さすがにしょんぼりしてたけど…
ほんと、困ったね。」


無気力


夜になると、今度は眠らなくなる。

布団の中で
ずっとお喋りが止まらない。
ある夜は、寝落ちするまで
歌っていた。





そしてそのうち
イライラが募ると、


「みんな、ぶっつぶす!!」


そんな言葉がでるようになった。



それは、

小学校でも、放デイでも
抑えられることなく、


学校からは小6にして初めて
送り迎えの依頼があり、


放課後デイでは利用日の見直しと、
受診を勧められた。






そして。


躁の時期に
激しく叱られるほど、


次のうつが
ひどくなるのです。




ほんとうに痛々しくて


辛い時期でした。








ぼちぼちいこう大あくび



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