こんにちは。

mizukiですニコニコさくらんぼ



    

中学3年生 支援級在籍

軽度知的障害(IQ50〜69)

ケーくんと、

姉のネー子、パパとの静かな日常

を書いていますスター


ケーくんは、

中1の秋から不登校気味。

躁うつ症状に悩まされながらも

成長を見守っています。





しばらくすると
ケーくんは


すっと静かになり

沈んでいくように
うつになりました。



動かないんです。



身体が重そうで、
目も合わなくて、
滑舌が悪くなって、
言葉が出なくなります。


口を動かすことすら難しいらしく、
モゴモゴと声を出すので

タブレットの音声入力が
何度やってもできなくなります。

好きな動画の検索もできず、
自信はどんどんどん
失われていきます。


日課のようになっている
対戦ゲームが
怖くてできません。



帰宅後も
ぼんやりしたまま

荷物を片付けるのに1時間ほど
かかったり。



毎日腹痛を訴え、
前かがみでひっそりと移動し、
意欲も食欲もなく、

言われたことを
断る元気もなく、
オドオドしながら
ただやるだけ。



外に出る時は、
帽子を目深にかぶり

さらにフードをかぶります。
マスクは絶対。


歩みも遅くなり、
いつもより倍の時間を
取らなくてはなりません。


不安からか
手をつなぎたがり、
一人になれません。




躁状態のときとは正反対に、
認知機能が低下して、

着替えの仕方も、
コップの場所も、
テレビの付け方さえも


分からなくなってしまう。



笑顔が消えて、
いつも眉間にシワが
よっている。



夜は、寝付きの良いケーくんが、
時計の音が気になって眠れない、
と、深夜まで布団で息を
潜めていたこともありました。




そんな夜は、
家族の話をしました。


ママがいるよ。
パパがいて、
お姉ちゃんがいて、
ママのお父さんお母さん、
パパのお父さんお母さん、
お墓にいる
そのお父さんお母さんたち。
叔父さん叔母さん、いとこたち。


みんな、ケーくんの仲間だよ。
みんなが味方だよ。
ケーくんを大好きだよ。




ぐすん
「そうなんだぁ…」



そうつぶやきながら
眠ったこともありました。




この時も家族は、
耐えるしかありません。



幼児期に戻ったように
一つずつお世話をしながら、



喋れるようになるまで、
着替えができるようになるまで



じっと待つ。



大丈夫だよ、と言って
普通に過ごす。



花



そして。




次の嵐が、
やってきます。









気長にいこう大あくび




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