

中学2年生 支援級在籍
軽度知的障害(IQ50〜69)
ケーくんと、
姉のネー子、パパとの
静かな日常を書いています
間が空いてしまいました。
文字化するのに
少し疲れてしまったかな、
と思います
ぼちぼち綴っていきたいと思います。
中2になってからは、
毎日登校と生活リズムを意識して
給食だけ、体育だけ、疲れたら休む、
と工夫してきました。
それでも、
行き渋りがなくならない…
顔が明るくならない…
送り迎えをするようになって
気になることがひとつ、
ありました。
クラスメイトの言葉です。
「ケータ、明日は朝からくるんだよ!」
「みんな待ってるんだからね、もう先輩なんだから」
「ケーくんのお母さん!ケーくん今日、よくない態度だったよ」
この頃は、毎日徒歩で送り迎えをしていて、
お友達と一緒に帰ることも多かったです。
ケータは、帰るときに毎日
同じような言葉を言われていました
「週末はイベントがあるからね!」
「明日は朝会だから朝から来るんだよ」
ケーくんは、
となりでそっぽを向いて聞いていたり、
一人はしゃいだように
走っていってしまったり。
「そうだね、体調を見てね。」
「うん、来れたらね。気にしてくれて、ありがとね。」
そんな言葉を
ケーくんの代わりに返して、
2ヶ月も様子を見てしまった私。
この子たちのこと…
小学生の頃から、知ってる。
参観日も見てる。
そういう子じゃないんだ、ってこと
私は、どこかで知ってる…
全くの持論ですが、
子どもって…他人のことを、
あまり言わないものだと思うんです。
保育園でよく見た光景。
出来ない子に気づいた子は、
何も言わず、当然のように
手を貸してあげていた。
助けられた子が、
できた時に嬉しそうに、
手伝ってくれた子を見ると、
手を貸したその子も、
嬉しそうにするんです。
それで終わり。
気づいた子が、
気づいたことをするだけ。
自分が出来ることを、するだけ。
批判したり、
指導したり、
言いつけたり、
しない。
とても平和で、当たり前な日常が
ありました。
ケータはよくお世話される側で
先生から報告を受けたり、
私もお迎えの時に目にしたり。
年が上がると、
「ケータの手伝ってあげたの!」
ニコニコと
報告してくれる子もいました。
役に立てたのがさも嬉しそうで、
本当にありがたいなぁと思って
「助けてくれてありがとうね!ケータのママも嬉しいよ!!」
めちゃくちゃ感謝しました。
中学生になれば変わってくるかもしれ
ないけど、
去年までは、そうじゃなかった…
特に支援級の子は、
他人をわざわざコントロール
しないように思います。
他人が気になってしまう子は、
逆に攻撃をしてしまうから、
分かりやすい。
実際、みんな
自分を快適にすることを
がんばってる。
多くの子どもは、
同じ年頃の子に対して、
基本的にコントロールしないんだと
思うんです。
または、しちゃいけない、ということを
本能的に知っていると思うんです。
個人的に勝手に思っていることなので
全く違うかもしれないけど、
私はなんとなく、そう思います。
「人のことを言ってはいけない」
10歳前後で周りが見え始めると、
人が気になって。
そんな時、
大人に口酸っぱく言われました。
自分ができることに、一生懸命になりなさい。
他人を評価してはいけない。
不満があるのなら、大人を呼んで、
公平に話し合いなさい。
個人的にこのような考えを
持っていたので、
ケーくんのクラスメイトの言葉に
戸惑い、どう行動するべきか
迷いました。
(先生)
「上級生なんだから、面倒見てあげて」
「仲間なんだから、注意してあげないと」
「みんなが出来るようにしてあげないとね」
「みんなもケータに来て欲しいよね!?」
教室から聞こえる大人の言葉が、
ずっと引っ掛かっていました。
2ヶ月経って、
意を決して連絡帳に書きました。
…
お友達の言葉はありがたいことですが、
きちんとして、や、明日は来てね、など
ケータはプレッシャーに感じることがあるようです。
出来ること出来ないことは、能力的にも個人差がありますし、
また体調でも変わってくるので、
今出来たことを応援してもらえるとありがたいです。
…
翌日、返ってきたノートには、
お友達もプレッシャーをかけようとして言っているわけではないと思います!がんばってほしいんだと思います。
今後も変わらず指導していきます。
ちょっと、息が止まりました。



