

中学1年生 支援級在籍
軽度知的障害(IQ50〜69)
ケーくんと、
姉のネー子、パパとの
静かな日常を書いています
続きです。
今まで友好的だったケーくんが、
急にお友達にくってかかるように
なったのです。
パパともよく揉めていました。
「パパが悪いんだ!あーあー失敗した!!」
言いがかりをつけられて、
「え?!そうじゃないだろう?」
「あーはいはいはいー」
「ちょっとまて、なんだよその態度」
「あー怒ったー、パパが怒ったー」
「…パパ怒ってないぞ?
でも、いい加減に怒るよ?」
ケーくんは、
普段はそんなにまくしたてるようには
喋りません。
慎重なので、
相手の話をよく
聞いてから、話す子でした。
それが、
ハイテンション期は
覚醒したように頭が回り
勝手な先読みをして
言葉が溢れて…
やり合えてしまうのです。
徐々にわたしは、
下校後のケーくんの様子を見ては、
その後の予定を
休ませるようになりました。
またある日は
学校を休ませて
楽しみな課外活動に
参加させるように
なりました。
よく見ていると、
大丈夫な日もあるのです。
それに、家では比較的
落ち着いていました。
ただ、
ケーくんに対して
あからさまに不快感を表したり、
否定するように話すと、
途端に落ち着かなくなり
激昂するのです。
問題視しつつも、
知的障害に悩んできた母としては、
ある意味別の成長とも捉えられたので
おしゃべり期として、
そんな会話ができるようになったのかな…?
と、逆にその時にしかできない
ノリや、やり取りを
楽しむ方向に持っていきました。
良い方向へ向けると
変なテンションではありますが
やる気に満ちていたのです。
それに、
対応や受け流し方によって
落ち着くのがわかりました。
習い事の先生方も、
おかしいと思いつつ
学校で嫌なことがあったんだろう、
そういう年頃だね、と
うまく対応してくださっていて、
過敏期として
様子を共有するようになりました。
しかし、
子どもたちはそうはいきません。
「そんなこと思っていないのに!
ケーくん酷い!!イヤな奴!!うわーっ」
パニックになるお子さんも
出てきてしまったのです
そうなると
注意も多くうけますし、
自責からか、自分の頭を
叩くようになりました。
「オレはなんてバカなヤツなんだ!!」
ある日の放デイのお迎えで、
「このままでは、
友人関係が壊れてしまいます」