こんにちは。
mizukiですニコニコさくらんぼ

 

中学1年生 支援級在籍

軽度知的障害(IQ55〜60)

ケーくんと、

姉のネー子、パパとの

静かな日常を書いていますスター


 



給食が終わる時間、

送っていった昇降口へ行くと、


すっかり帰宅準備をした
ケーくんと先生が

教室からいつでも出られるように

待っていました。




先生には入学当初から
いつも色々な配慮をしていただいて

本当に感謝ですハートのバルーン


小学校では厳しい事を
言われる時も度々あったので、

中学校でこんなに寄り添った対応を
していただいて

うるっときてしまいます。





先生
「お母さん、お疲れ様です!」


先生は、この1時間の
本人とクラスの様子を話してくださり、


「結構普通に過ごしていて、
休み時間も楽しそうだったんですよー。
どう、ケー太?このまま帰りまでいれば?」


明るく問いかけてくれました。



真顔
「………」




ニコニコアセアセ
「…ケー太は、決めた事をきっちり守るところがあって…今日はお昼だけと約束してきたから、このまま帰ります。
明日はまた本人と話して、ご連絡します。
今日はありがとうございました。」



先生
「分かりました。
ご連絡お待ちしています。」



ぶー
「さよなら」





二人で学校を後にしました。



ケーくんは機嫌が良さそうです。



給食が楽しい時間で良かった…




先生のお陰で、
大きな山が
一つ、乗り越えられたのです。






でも、
ここからが慎重にならないといけない。


はい!できるようになったね!
もう大丈夫だね!


…そういう、単純な話ではなくて…


特に知的障害の子は、
できて、戻って、忘れて、戻って…
のくり返し。


これまでで、嫌というほどわかっています。



それは、勉強に関してだけでなくて、

多くのことに当てはまります。



一つ一つ
進んでいくには、


忘れるか、
長い時間をかけるか、


どちらかです。




小さな頃は、
忘れていました。

家に帰って、遊んで、
たくさん食べて
寝て、起きたら
元気になっていました。

だから、何度もトライできました。


でも、
もう、簡単には、
忘れないんです。

それは、とても嬉しい成長だけど、

本人にとっては苦しいことでもあります。


だから、長い長い時間をかけて
ゆっくりと理解して
逃げずに
乗り越えていくしかない。





一年前…
小児科の先生に、

「しばらくは、腫れ物を触るように気をつけてあげましょう」

と、言われました。



それほど、傷ついてきたんです。

自分の心の痛みを、
理解するようになったんです。


ケーくんも思春期で、
そこは、体の成長と共に定型発達と
変わりません。
 


身体も心も不安定な時期なんだ。

大きくなろうとしているんだ。


このアンバランスな時期に、
折れてしまわないよう、

わたしは、添え木になるんだ。







そう思いながら、

坂道から遠くに見える

真っ白い富士山を

一緒に見つめて帰りました。