屋上遊園地にさよなら | 日本語あれこれ研究室

日本語あれこれ研究室

日常生活の日本語やメディアなどで接する日本語に関して、感じることを気ままに書いていきます

 

 丸広百貨店は、埼玉県川越市内にある唯一のデパートである。

 7階建ての建物の屋上には遊園地がある。いくつもの遊具があって、特に目立つ施設として観覧車もある。かつては地方のデパートの屋上にはこういう形式が多かったそうだが、現在、観覧車も備えたデパートは全国でこの丸広ひとつだけだという。

 

 

 51年間営業してきたその屋上遊園地(わんぱくランド)が、9月1日をもって閉園することになった。春ごろの新聞の埼玉版のページに載った。閉園の理由は、遊具をメンテナンスできる会社がなくなってしまうからとのこと。

 子供が小さかった頃はよく遊ばせたし、甥っ子や姪っ子も連れてきたりした場所なので、2~3日前に久しぶりに行ってみた。子供よりも大人の方が多くて、誰もが写真を撮っている。

 

 

 メッセージカードを貼る場所もあって、この画像はその一部だ。カードの数を見て、こんなに愛されていたんだなあ、ということを思い知る。

 小雨が降る日で、小さな遊園地に別れを告げるには良い雰囲気だった。

 さらば「わんぱくランド」。