私の近況 | 日本語あれこれ研究室

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日常生活の日本語やメディアなどで接する日本語に関して、感じることを気ままに書いていきます

 

 

 世間的にはここ2年くらい、おれの仕事がほとんど何も世に出ていないように見えるのではないだろうか(誰も気がついてないかナ?)。

 一昨年ガン手術を受けたことをこのブログで書いたし、もしかしたら「仕事のできない状態になっている」とアニメファンからは思われているのではないか? または「年取ったので隠居生活をしている」とでも見られているのではなかろうか? などと想像したりもしている。

 実はとんでもないのです。仕事自体はずうーっと、けっこうバリバリ続けているのです。では一体何をやっているのか? ということを、新年でもあるので何となく書いてみようと思う次第なのです。

 

 2016年の秋ごろから2017年の夏まで、劇場作品に関わっていた。中国出資で日本制作の完全オリジナルもの。タイトルは『リィリンの星』で、伝奇ファンタジー的な内容。おれは脚本・監督を担当していた。この期間中に、中国ロケ(北京・成都)と入院手術があったわけである。

 脚本1稿やラフキャラが上がっていた頃に、いきなりまさかの製作中止。スポンサー側と日本の製作会社側との齟齬によるものらしいが、実は正確には知らない。

 

 この中断と前後して、別のスタジオから別の作品のオファーが来る。しかもまたもや中国出資企画(『リィリンの星』とは全然別の映画会社)で、制作は日本側。原作は韓国の長編マンガで、タイトルは『雪姫』という。日常SFものと言えばいいのか、原作マンガはかなり面白い(中国では大人気だそうだが、日本では翻訳されていない)。

 テレビシリーズ4クールの予定で、秋ごろからまずは2クール分の脚本を一人で書いて、5話くらいまでの絵コンテとキャラクターデザインと声優オーディションとが進んでいた。去年(2018年)の春にはまたもや中国にロケハンに行く(今回は上海)。

 ところがこれも夏に突然の製作中止。今回は中国内部での版権元と映画会社との契約問題が原因だったらしい。おれ個人としては、全く同じ悪夢が2年連続で繰り返されたことになる。

 

 一方それと並行して、去年は「臨死‼江古田ちゃん」を細々と作っていた。たった5分枠の作品を一本だけだが、ここ2年で形になった唯一の作品。この1月から放送が始まっており、おれの担当回は第4話です。

 あと現在は、昨年秋から「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の絵コンテをやってます(最新の単行本の帯に「アニメ化決定」と書いてあったので公表してもいいのだろうと判断)。この作品は4話分くらい参加する予定です。

 

 という感じですので、今年も(というか今後も)、何卒よろしくお願いいたします。