パンパカ学園でシュ。ホコホコ | 日本語あれこれ研究室

日本語あれこれ研究室

日常生活の日本語やメディアなどで接する日本語に関して、感じることを気ままに書いていきます





 週刊少年マガジンが一番好きだった。中学生の頃、ジャンプに浮気していた時期もあったが、結局はマガジンを最も長期間に亘って読んでいたと思う。熱心だったのは小学校低学年くらいから二十歳くらいまでかな。

 といっても毎週買うような財力はなく、書店で立ち読み・団地の雑誌捨て場で拾う・友達の家で読む・床屋や歯医者の待合で読む、などが主な購読方法だった。

 

 マンガの他に、「パンパカ学園」という連載があった。60年代後半ごろのもので、70年までは載っていたと思う。絵と短文で構成された、毎回4ページのお笑いコーナー。マンガ(挿絵)は、しのだひでおと峰たろうだった。

 いつも校長先生の朝礼から始まる。「ホコホコ朝礼」とか「ハレンチあいさつ」「おとぼけ朝礼」など、タイトルはしょっちゅう変わる。

 次にその週のテーマに沿って、ダジャレやコントのような一コママンガや、各先生のヘンな授業を笑いにした四コママンガなどが並んで、最後はいつも「肉井親父のいじわる日記」で終わる。

 

 各教科の先生の名前がこれまた子供心に面白く、今でも全部(多分)覚えているのだ。

・国語 漢字悪志先生

・算数 二田素三輪先生

・理科 ミスター・オー=ヘンナー

・社会 民名半大先生・矢地馬之助先生(確か二人いた)

・英語 阿留葉別戸先生

・音楽 尾玉弱志先生

・図工 絵輪ダメ代先生

・家庭科 奈辺夜かま与先生

・体育 尾市二三吉先生

・道徳 石頭カタ吉先生

・校医 灰ガン太先生

・用務員 肉井親父

 

 おれと同世代ならパンパカを覚えている人、けっこういるのではないだろうか。

 このページが大好きで、マガジンがあると必ず読んでいた。「伝統的で好ましい少年誌の息抜き記事。駄ジャレや謎かけを、子どもはこういうコラムで学んだものなのだ」と、荒俣宏も書いている(『荒俣宏の少年マガジン大博覧会』講談社)。

 はい。駄ジャレや謎かけを大いに学びました。ホコホコ。