Fミュージアムに行った | 日本語あれこれ研究室

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 この夏は、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムに行った。開館以来、やっと初めて行った。ホントは何年も前に、ローソンで一度チケットを買ったことがあるのだが、仕事で当日どうしても行けなくなってチケットを無駄にしてしまった。あれ以来の雪辱である。

 

 そういえばミュージアムが開設される少し前だったから、2011年秋のこと。SF大会(静岡)にゲストとして招待された。小学館ドラえもんルームの徳山雅記氏・小説家の瀬名秀明氏・アニメ監督の渡辺歩氏と一緒におれも舞台に上がり、藤子・F・不二雄について色々と対談したのだった。その際に、開館間近のミュージアムのことも映像とともに紹介され、早く見たいと思ったものである。

あれから4年も経ってしまつてようやく訪問したわけで、ファンとして「どーよ」と思うが、それだけ楽しみにしていたということでもある。マンガの生原稿を見るのはとても興味深い(誰の作品であれ)。

 

 ところでF先生のネタをもう少し続けるなら、全集の専用本棚の件があるのだ。

 去年完結した「藤子・F・不二雄大全集」(全115巻+別巻4巻)だが、刊行の途中で専用本棚が発売されたのだ。木製のけっこう堅牢な作りで、組み立てるのもタイヘン、置場所にも困るという逸品であった。4万円台だったと記憶している。

しかしこれさえあれば全集がきっちりと収納できると当然ながら期待していたのだ。ところが完結してみると何としたことか、全部は入らないのだった。数冊はみ出す。どうしてくれるんだ。

 収録作品が当初の目論見より増えて、そのすべてを入れ込んだ結果なのだということは分かるが、きちんと収納できないのも哀しい。痛しかゆしの出来事だった。

 

 画像はミュージアムの正面の窓。『ドラえもん』連載第1話「未来の国からはるばると」のマンガのコマ割りどおりのデザインになっているのだ。気づいてない人、けっこう多いかも。