The Les Brown Story | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年7月8日(月)
The Les Brown Story(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャケット(★★★★☆)
ジャンル:Big Band Jazz


Side 1 
1.I've Got My Love To Keep Me Warm
2.Sentimental Journey
3.Bizet Has His Day
4.Midnight Sun
5.Twilight Time
6.Lover's Leap

Side 2
1.Mexican Hat Dance
2.Sophisticated Swing
3.Ramona
4.Invitation
5.A Good Man Is Hard To Find
6.Leap Frog

Les Brown And His Band Of Renown

Recorded Oct. 1958
Released by Capitol Records – T 1174(mono)/ 東芝EMI株式会社 – ECJ-60024(stereo)

昨日の日の入りは19時13分だった。
今朝の日の出は4時50分だ。
今朝もよく晴れている。
午後には35度まで上がるようでうんざりだ。

レス・ブラウンの58年録音。
オリジナルはキャピトル、これは東芝の77年復刻盤。
スタジオ録音の風景を撮ったジャケットがいいねえ。
マイクの向きが左右違っていておもしろい。

中低域の厚い見事な録音だ。
50年代末のビッグバンドは淘汰寸前の時代であった。
60年代になると有名な楽団が次々と人員整理に追われていく。
この録音はレス・ブラウン楽団の華やかなエッセンスの詰まったアルバムだ。

“Sentimental Journey”は専属歌手のドリス・デイが
初々しい歌唱で大ヒットした。
ヒンドサイトから出たブラウン楽団のアルバムはアタシの大事なコレクションである。
ジャケットのドリスがまことに可憐ですばらしいアルバムだ。

このアルバムでは“Sentimental Journey”をロリイ・ジョンスンが歌っている。
ドリスに比べるとちょいとベタ声だが悪くはない。
ロリイ・ジョンスンはブラウン楽団の第十四代目になる専属歌手だ。
ジョンスンお嬢の顔はまだ見たことがない。

レス・ブラウン楽団は二回ばかり日本に来ているが
米軍基地への慰問ツアーだけで、一般公演はなかった。
せっかくのライブ録音の録れるチャンスだったのに残念だった。
40年代の最初期のブラウン楽団のアルバムをもっと捜したい。