令和4年10月1日(木)
In A Sentimental Mood / Johnny Smith(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:jazz
Side 1
1.In A Sentimental Mood
2.Walk, Don't Run!
3.Autumn In New York
4.How About You
Side 2
1.Someone To Watch Over Me
2.Dancing On The Ceiling
3.Blues For Birdland
4.Have You Met Miss Jones
Johnny Smith(g), Bob Panecoast(p), George Roumanis(b), Jerry Segal(ds)
Recorded 1954
Released by Royal Roost – RLP 424(mono)
さあ、今日から10月だ。
1年のうちでアタシがもっとも高揚する月がいよいよ始まる。
昨日の日の入りは17時43分だった。
今朝の日の出は5時51分だ。
5時過ぎに散歩に出たら日の出前で暗い。
それでも東の空は白んでいる。
大気が涼やかで散歩日和だ。
今日も30度超えの暑い日になりそうだ。
ジョニイ・スミスの54年録音。
ルーストのオリジナル盤である。
緑色のジャケットがいい雰囲気だ。
盤面はかなり傷みがある。
針を下ろすとずいぶんと音圧が高い。
前にぐっと張り出してくる音が輝いている。
“Walk, Don't Run!”はベンチャーズの演奏で初めて聴いた曲だった。
スミスのオリジナル演奏を聴くのはあれからもう60年近く経っている。
アタシもジジイになったもんである。
このアルバムはカルテットなんだけど
ボブ・パンコーストのピアノの音量がずいぶん小さくて
まるでトリオみたいな感じだ。
ルーストのエンジニアはスミスのギターと被らないように
わざとピアノのマイクを絞ったのだろうか。
スミスのギターが前面にぐっと張り出している。
“Dancing On The Ceiling”でやっとボブのソロが出てくる。
なかなか枯れた味わいのあるピアニズムである。
これを絞っちゃったのはもったいない。
エンジニアはボブが嫌いだったのかもしれない。
モノーラルだから位置関係は判らない。
などと愚痴をこぼしていたら
“Have You Met Miss Jones”ではカルテットらしいバランスになった。
文句は付けてみるものである。
このエンジニアはなかなかのクセモノであると見たね。