今、採卵して胚盤胞ができても
「グレードがCのものは凍結しない」
病院が増えていませんか?
これって保険診療になってから、
「保険診療の回数が限られているから、できるだけいいグレードのいい卵だけ戻そう」
という病院側からの考え方だと聞いています。
こんな考え方によって
■年齢28歳、採卵20個、でも凍結2個
■年齢35歳、採卵15個、でも凍結1個
なんで状況が生まれています。
ほんの15年前は、
「採卵は大変だからできるだけ胚を凍結しておこう」
とグレード関係なく細胞分裂が止まらない、成長している受精卵は、全部凍結していました。
なんで、保険診療になって急に考え方が変わった?
そもそも胚のグレードってそんなに信憑性があるものなのでしょうか?
だってグレードがAAでも、染色体異常かもしれないのですよ?
■細胞の成長スピードが遅いから
■細胞の分裂の仕方が微妙だから
だと妊娠できないのでしょうか?
これまで20年以上不妊治療に関わってきて
■グレードCしか凍結できなかったけど3人授かった
■グレードAを3回戻しても妊娠になかった
そんな状況を見てきました。
なのに、
グレードCは妊娠しないから捨てます?
凍結胚が少なくなっていて採卵ばかり勧められる?
こんな不妊治療、私は納得いきません。
グレードが低い胚は着床率が低いかもしれませんが、妊娠しないわけではありません。
なのに、病院側が捨ててしまう。
それは命の選別につながらないのでしょうか?
私はグレードCを捨てるかどうかを決めるのは、患者さんではないかなと思います。
これまでの不妊治療の歴史に関わってきて、なんでこんな風になってしまったのか、悲しく思うことが沢山あり、そんな、長年携わってきたからこそ思う疑問を、賛否両論あるかもしれませんが、書いていきたいと思います。