第665話 "CANDY"
扉絵:世界の甲板からvol.45「インペルダウン-地獄で
一番頼りになる男 新副署長マゼラン-」
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フランキー「うおー!モサモサになった!」
チョッパー「毛皮強化だよ!イメージで6段変化できる」
フランキー「不安定な体だ!」
チョッパー「慣れだよ!」
サンジ「何だと!?侍のやつ外へ!?」
ブルック「はい」
「先ほど胴体だけの人間を見たと言った時」
「どのへんで見たのかを詳しく聞かれましてそのまま外へ」
サンジ「しまった!何か静かだと思ったら!油断してた!」
ブルック「サンジさんに不都合でも?」
サンジ「動けねぇ首だけのあいつを外へ連れだしたのはおれなんだ」
「おせっかいにもケジメってもんがある、今奴がやられたらおれのせいだ」
ブルック「成程・・侍とはいえ刀を使える肝心の胴がなければ敵に遭っても逃げるしかない」
「ではケジメ・・つけにいきますか?」
サンジ「まったくあのヤロー・・・」
「ルフィ!ちょっとここ空けるがいいか!?」
ルフィ「うんいいぞ!」
ブルック「じゃあ私案内しますからパンツみせてもらってよろしいですか?」
サンジ「おういいぞ!そうだこの機にカメラを・・・」
ナミ「ちょっとまてええええええええええええええ!!!!」
「ゾロ!あんたもいきなさい!ゾロがいればサンジ君は常にケンカモード・・・」
ゾロ「てめぇがアホなせいで何でおれまでオナラ侍探しに行かなきゃならねぇんだエロガッパ!」
サンジ「こっちこそ願い下げだ!よりによってこの幸せを分かち合えねぇバカが一緒とは!」
ブルック「私だけ殴られました・・骨が折れたかって?・・いえ」
「折れたのはパンツを見たい心です・・・」
ウソップ「じゃあ俺たちの身の振り方を考えとこう」
ナミ「とにかく一刻も早く私達を元に戻して!もう変態でいるのはイヤ!」
フランンキー「オイオイ褒め殺しかよー!!!」
ロビン「チョッパーでその表情やめて!二度と」
フランンキー「問題は・・・あのガキ共だな結構厄介だぜ?」
ロビン「フランキーあなたもうその姿で喋らないでほしい・・二度と」
チョッパー「出たぞ・・・でもこれって・・・」
子供「ねー私達病気だった?たぬきちゃん!」
子供シンド「う・・・!!」
子供「シンド!どうしたの!?まだ寒い!?」
チョッパー「!」
シンド「苦しい・・・オエッ」
子供「大丈夫!?シンド!!」
ルフィ「おいチョッパーあいつ苦しいって!治してくれ!!!」
チョッパー「・・・・・・・・」
子供モチャ「ううう・・・・・」
子供ドラン「ああああ!!!」
ナミ「みんなどうしたの!?」
フランキー「でけぇ奴ら中心に倒れていくぞ・・」
ルフィ「どうなってんだ?」
ナミ「チョッパー今検査してたんでしょ!?この子達本当に病気だったの!?」
チョッパー「違う・・・」
ナミ「?」
チョッパー「お前たち今欲しい物はないか?」
「いつもこの時間に何してる?」
シンド「いつも・・・?検査の時間があって・・そのあとキャンディをもらうんだ・・・」
チョッパー「キャンディ?」
子供「シュワシュワと煙がでてきて面白いし・・・おいしいんだ」
シンド「そうだ・・アレ食べたら・・・ハァハァ・・・」
チョッパー「・・・・・・・・」
シンド「アレ食べたらいつも幸せな気分になるから楽になるかも・・・・」
チョッパー「・・・・・・・・・・」
「茶ひげって言ったか!?お前は何を知ってるんだ!?この子達は病気なんかじゃない!!」
茶ひげ「?何言ってるおれは外回りで研究所内の事はそう詳しくねぇが」
「そのガキ共は難病を抱えてる!!!」
「慈悲深いMはわざわざ他の島からそいつを預かって」
「彼の製薬技術で治療を施している!愛の科学者だ!!!」
「見ろ!その証拠に研究所を離れたガキ共が今日の治療を受けられず苦しみ始めてる!」
チョッパー「違う!!!」
ナミ「チョッパーどうしたの?何かわかったの!?」
チョッパー「NHC10・・・子供たちの体内から出てきた」
「微量だけどこれは・・・・・・」
「覚醒剤だよ!!!!!」
「世界でも決められた国の決められた医師しか扱っちゃいけない!」
「ドクトリーヌが使ってたから知ってるんだ」
「本来の用途・・病気の治療でもこの薬を中毒に達する極量まで使うことはない!」
「この子達は毎日少しずつこれを体に取込み続けもう慢性中毒になってる!」
「この苦しみから逃れるために次の薬を欲する!!」
「何のためだ!?こんな子供に!!!!」
「研究所から逃がさない為か!!?」
「お前達の救いの神は!!こんな子供達をどうしようとしてるんだ!!」
茶ひげ「おめぇMを侮辱すると承知しねぇぞ!!」
ルフィ「チョッパーどうする!?どんどん倒れていくぞ!」
「アメがいるのか!?あの建物にあるならとってこようか!?」
チョッパー「ダメだ!そのキャンディは二度と口にさせちゃいけない!」
「きっとそれで知らず知らず子供たちは薬物を摂取してたんだ!!」
シンド「麦わらの兄ちゃんキャンディ持ってきてくれるの?」
ルフィ「ん?・・・いやダメだ!」
「チョッパーが言うならダメだ!あいつはウチの船医なんだあいつを信じろ!」
シンド「何で・・・・」
ルフィ「ん?」
子供「わあ!!シンドどうしたの!?こわい!!!」
シンド「さっき取ってきてくれるって言ったじゃんか!!!」
ルフィ「え?」
シンド「いったじゃんかぁ!!!!!!」
ルフィ殴られてふっとばされる
ナミ「ルフィ!!!」
ロビン「何なのこの腕力!!」
ルフィ「ぐえっ」
子供「わー!シンドやめて!こんな乱暴なシンド見たことないよ!!」
ウソップ「巨人族の子なら腕力もこのくらいあるだろう!!」
フランキー「ここまでか!?」
子供「シンドは巨人族じゃないよ!!」
ナミ「え?」
子供「おっきい子達もみんな違う!この島に来たときは全員普通の大きさだったの!」
子供「ねぇ僕ら大きくなる病気なんじゃないの!?それ以外どこも悪くないよ!?」
「ここにいる時間が長いほど体が大きいんだ!」
チョッパー「そんな!普通の人間が巨人族の様になる病気なんてないよ!でかい奴は初めからでかい!じゃあ・・・」
「脳下垂体のホルモンが以上高進してるのは・・・元々じゃないんだ・・・」
「だったらこの子たち実験されてる・・・何がしたいんだMってやつ・・・・」
「こんな幼い子達をドラッグで抑えつけて・・・!!!」
ルフィ「おいやっていいか!?」
ウソップ「ダメだルフィどけ!!」
ナミ「ウソップ傷つけないで!!」
ウソップ「わぁってらバッキャロー!!必殺!!!」
「爆睡星!!!」
暴れてた子供たち全員眠る
ナミ「やっぱり誘拐された子達だったのね・・・・」
チョッパー「ルフィ」
ルフィ「ん?」
「こいつらかわいそうだ・・家に帰りたがってた」
「親に会いたがってた!!・・・助けてやろうよ!!」
ルフィ「んー・・・じゃあ全員親の所へ送り届けてやるか!」
フランキー「バカ簡単に言うな!問題は山積みだぞ」
ロビン「そうねそれにまた全てが予想でしかない・・元凶に尋ねなきゃ何も確定しないわ!」
ルフィ「マスターってやつか・・・」
「でも今ゾロ・サンジ・ブルックはサムライ捜しに行っちまったし」
「まーいいかおれ達はさっきの研究所へ行こう!Mに会いに!!」
チョッパー「おれはここで待つよ・・本当はおれMって奴絶対許せねぇぶっ飛ばしてやりてぇけど」
「子供たちが心配だ・・・看てなきゃ」
ナミ「そうね!そ・・そう!じゃあ私も残る!」
ウソップ「おめぇナミきたねぇぞコエェんだろ!!!」
ルフィ「でもまた今みたいに暴れたら大変だなコドモ!!」
「でかいのだけでもこうしとこう!!」
鎖で縛る
ナミ「ちょっと手荒ね・・・」
フランキー「仕方ねぇ暴れ方は重量級だ」
「しかし入れ替わりの件はどうなる」
「予想じゃおれ達4人はまた揃ってトラファルガーに会わなきゃ元にもどれねぇ」
ルフィ「いいじゃねぇかそのままで!!あはは!」
ナミ「いいわけないでしょ!!!そこはちゃんとして!!!!」
【研究所の裏山への道】
【ゾロサイド】
ゾロナミ(サンジ)ブルックが倒れている
そして巨大な足跡
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【シーザークラウンの研究所】
シーザー「海軍G-5中将スモーカーの・・・・心臓」
ロー「・・・・・」
シーザー「気の利いた土産だ」
「すでに海軍側に兵は送ってあるが・・シュロロロ」
「これじゃあもう勝負は見えてる」
ロー「麦わら屋の方はどうした?」
シーザー「まぁガキ共は放っといてもここへ帰ってきたくなるんだが・・・」
「・・・モネが充分注意しろと言うんでな・・・」
「やりすぎかとは思ったがあの二人組を行かせた」
「雪山の殺し屋“イエティCOOL BROTHERS”」
第655話終わり