漫画「大正処女御伽噺」の30話を、スマホで読んでみました。また感想を書いていこうと思います。
私はこの漫画の主人公、珠彦と夕月が繰り広げる、何気ない日常での恋愛感情の描き方がとても気に入っています
そして、大正ロマンと言われる、古き良き時代の「恋愛の在り方」を知ることも出来て、1話1話読み進めるごとにどっぷりと、この漫画の世界観にハマってしまいました。
時には笑い、時には感動して涙でボロボロになり、逆にこの時代ならではの理不尽さにムカムカしてみたり・・・と、まわりに誰もいない時など感情丸出しで読んでおりました・・・
・・・なので、電車の中で読む時は感情を押し殺して読まないと、それはもう怪しさ満点です
こんな調子で、二人が成長していく姿や愛情の深まりを感じつつ、自然と幸せな結婚生活をイメージしながら読み始めた、この30話・・・
しかし、私は物語の一番最後の場面で・・・思わず叫んでいました
えっ、えっ⁉・・・なにっ⁉
・・・えっ⁉・・・どゆことぉぉー・・・⁉
漫画の内容にオロオロうろたえて、さらにそこまで狼狽する自分自身にも驚いて、もうダブルの衝撃です
スマホの画面を上に下にと何回もタップして、何かの間違いなんじゃないかと、何度も読み返してみますが、描かれていることが変わるはずもない・・・
なんだか・・・大袈裟かもしれませんが、ほんわかとした幸せモードで読んでいた私の中の衝撃を言葉にすると、こんな風になってしまうんです
話は、志磨財閥の次期当主である長男が、関東大震災でのケガによって亡くなり、次男である珠彦も葬儀に参列する場面から始まります。
いつも強気な姉の珠代が、普段とは違ってしおらしく見えるほど、グスグスと涙をこぼしている・・・
そして、子供への愛情が微塵も無いあの父親が、見捨てたはずの珠彦に対し、まさかの労いと謝罪の言葉をかける・・・
・・・事故で右腕が不自由になった珠彦に、「役立たずは要らない」・・・と言って切り捨てた父親・・・
しかし、なぜか小さく見えるのは、子供に先立たれて落ち込んでいるからなのか⁉・・・と勘ぐる珠彦
でも実は、この父と姉の態度は、志磨財閥の次期当主をめぐる策略の一つに過ぎなかったのです!
がーーん
でも私が衝撃を受けたのは、このことではありません。
この後、もっと大きな「がーん!」・・・に襲われてしまう・・・
場面は12月31日大晦日、夕月の16回目の誕生日を二人で幸せに迎えることが出来ました。
珠彦は、誕生日の贈り物として、「再び幸福が訪れる」の花言葉を持つスズランのコンパクトを手渡しながら、二つの思いを言葉として贈りました
一つは、「たくさんの幸せをありがとう!」
そしてもう一つは・・・
「僕の妻として、幸せにさせて下さい!」
このYouTubeみたいに、おしゃれに演出されたサプライズプロポーズじゃありませんが、最高に盛り上がる珠彦と夕月
・・・なのに、なのに・・・翌日元旦の朝、置き手紙を残して夕月は消えた⁉
ガーン!!
これには、志磨家次期当主に絡んだ、父と姉の策略のにおいが・・・⁉