• 異世界恋愛(王子と公爵令嬢)
  • 転生なし
  • 魔法なし
  • 権力争い、戦争なし
  • 笑える
 
シリアスな要素はなく、笑える異世界恋愛です。
楽しい気分になりたい時におすすめ!
 
主人公レティシアは、公爵令嬢です。
アスタール帝国第一王子クラーク様の婚約者です。
完璧な淑女として有名です。
 
ある宮廷舞踏会の日、
クラークがエスコートしたのは、レティシアではなく他の女性でした。
 
「それは…その方がお相手ということですか?」
「すまない…」
「と、いうことは…私との婚約は…」
 
しばしの沈黙ののち、クラークは目を逸らして答えます。
 
「……そういうことだ」
 
そういうこと、つまり、そういうこととは!
婚約破棄だ!
 
ショックを受けるかと思いきや、レティシアはバンザイです
 
「やったわーーーーーーッ!」
 
レティシアは、実は妃教育にうんざりしていたのです。
勉強勉強ダンスダンスダンス!
 
ちっとも楽しくない!!!
 
異色の公爵令嬢ですよね!
実はレティシアはお淑やかな淑女とは正反対の性格なんです。
得意なのは木登りと魚釣り。
火も自分で起こせます。
 
自由とは程遠い王太子妃という役割を演じるために、
死ぬほど努力してきたのでした。
そして、その10年に及ぶ努力を、いとも簡単に捨てられるのがレティシアの魅力です!
 
クラークがエスコートしている女性にも
 
「苦行を代わってくれるなんて感謝でいっぱい!」
 
と、盛大にお礼を述べ、あっという間に領地に引っ越してしまいます。
 
異世界恋愛マンガにおいて、こんなに自由な主人公はなかなかいないですよね!
もう、序盤で完全に心を掴まれましたよ。
 
領地で魚釣りをしていたレティシアに会いにきたのは、
王太子クラーク様でした。
 
なんと!レティシアとの婚約は破棄していないと言うのです。
振り返ってみても、「婚約破棄」という言葉は…?
 
一度も出てきてない!
 
実は、レティシアは王太子妃教育に疲れ果て、人形のように笑わなくなっていたのでした。
クラークは、そんなレティシアを心配して何度も会う機会を作り、気遣っていたのですが、
レティシアは人形のように微笑を浮かべるだけ。
 
レティシアは自分のことが好きじゃないのでは?
いやそもそも、僕のことを認識すらしていないのでは?
 
クラークは、まずは認識してもらうことからだ!
と、他の女性をエスコートするという手段に出たのです。
 
うぅ!不憫だ………。認識すらされていない婚約者だなんて。
 
人形のようだったレティシアが、釣った魚を美味しそうに頬張る様子を見て、
クラークは「やっぱり君は変わってなんかいなかった!」と喜びます。
王太子教育はもう復習の段階だから、これ以上必要ない。
これからは、僕のことをちゃんと見て、僕との関係のことを考えてほしい。
 
レティシアは、王宮に連れ戻されますが、何度も脱走を試みます。(笑
自由への憧れもありますが、クラークのことを意識し始めて、
恥ずかしさに耐えられずってところもあります。
そして、愛ゆえにレティシアの行動の全てを先回りして待ち構えているクラーク(笑
 
ちょっと怖いけど、明るく描かれていて、溺愛王子そのものなんです。
 
逃げたす度にクラークに捕まり、だんだん関係も近づく2人ですが
周囲のドタバタに巻き込まれ、焦ったい展開が続きます~ 
 
よかったらぜひ一度お読みください。
溺愛系がお好きな方にはおすすめです!