関西取材に行ってきた | マンガ論争勃発のサイト

関西取材に行ってきた

 例の堺市図書館のBL図書問題の取材などで関西まで行って来た。

 
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 十数年ぶりに南海電車に乗ったら、車両も駅も綺麗になっていた。
 このところ、大阪に来ても地下鉄利用が多かったために、JRや私鉄に乗ると混乱する。
 
 永山さんは、大阪出身のはずなのだが「関空快速に始めて乗った」とのこと。
 関空快速+紀州路快速の連結車両が環状線と同じホームに入ってくるのだから、確かにややこしい。
 なにより、路線名が愛称なので困る。

 図書館担当者のほか、BLに批判的な側、図書館の対応を問題視する側双方にも話を聞いてきたので、
その報告は改めて。

 ほかにも色々な人に話を聞いてきたのだが、関西の人々は割と政治意識が高いような気がする。
 やはり、大手メディアの(悪い方の)自主規制が関東に比べて緩いことが影響しているのだろうか。
 
 車中(銀河が廃止されたので往復は新幹線)でも色々と話し合ったのだが、児童ポルノ法問題を中心とした規制反対運動が何故困難を極めているのかも次第に見えてきた。
 
 反対運動も最近は左右を問わず存在するようだが、どちらの側も「なんで○○くらいできないの?」「○○くらいしてくれたっていいじゃない」という意識が強いのだ。そして、相手の立場を考える以前に、まず自分の立ち位置すら見えていない。
 
 つまり「保守派を利用しよう」とか、「漫画家とか著名人や業界の企業に協力してもらおう」といった意見は、利用しようという意図がミエミエの、あまりにも愚かなものなのだ。2,3日、山にでも登って頭を冷やすことをオススメする。

 ただ、製作の側にも本物と偽物がいる。
 真に一流の人は、作品を世に送り出すたびに批判に晒されているのだから、いざ自らの作品が規制されるともなれば果敢に抵抗するだろう。
 こうして、本当に表現の自由をめぐる戦いがはじまるわけだ。

 ちなみに、偽物は規制されるとなればシッポをまいて逃げ出す。
 1999年に児童ポルノ法が施行された時も、そんな人は大勢いた。

 (昼間たかし)

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