漫画マンの部屋 -2ページ目

もやしもん

この漫画のあらすじ

「農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語」・・というのは作者の説明から。
菌を知覚することのできる能力を持った 沢木惣右衛門直保 を主人公に、東京のとある農業大学を舞台とした学園漫画。



この漫画の見所

動物のお医者さん」の農大版といったような漫画なのですが、特にバイオ関連の仕事をしてる人にはドツボらしいです。


菌が見えてしまう沢木が大学を舞台に、様々な騒動を巻きおこしたり、逆にその力で問題を解決したり、といった形で話は進んでいくのですが、菌という普段馴染みのない分野をテーマにしているだけあり専門的な話がちょくちょく出てきます。その上そのセリフが長い長い。


しかし、そんなことは全く気にりませんでした。それはひとえに、沢木が見ることのできる菌達の魅力によるところがあるのではないでしょうか。菌なんていったら普通マイナスのイメージしかもてない様なものですが、どうにも憎めない姿にデフォルメされてしまっている上に、各菌にそれぞれ設定がありいくら見てても飽きさせてくれません(むしろコマの中の菌達を観察してしまう)。
彼ら(?)がうまい具合に脱力させてくれることで、硬くなりがちな専門分野の話も柔らか~くなっています。


だからといって菌しか見るところが無いというわけではありません。人間の方のキャラクター達も良い具合に個性的だし、ストーリー(というか学校)もワクワクさせてくれるような展開が目白押しです。


とにもかくにも中毒性が強いこの「もやしもん」は僕の中で今一番新刊の待ち遠しい作品かもしれません。





作品名:もやしもん
作者名:石川雅之

CLAYMORE(クレイモア)

この漫画のあらすじ

人間を食料とし、喰らった人間に擬態することのできる「妖魔」がはこびる世界。人間の天敵たる妖魔を倒すために「組織」は妖魔の血肉を体に取り込んだ半人半妖の戦士「クレイモア」を作り出す。クレイモアは大陸の中の47の各地域に1人ずつ配備され、戦闘力の高い順番にナンバーをつけられる。クレイモア最弱のナンバー47を与えられた主人公クレアと妖魔との戦いを描くファンタジー漫画。



この漫画の見所

前作「エンジェル伝説」のほのぼの路線からうって変わってのシリアスな内容です。しかし、八木教広先生の作品から出る独特の雰囲気に合ってるのはむしろこっちなんじゃないかな?と個人的には思っております。

人々からは「銀眼の魔女」「銀眼の斬殺者」等と畏怖の念の込められた名で呼ばれ、まるで感情など無いかのようにクールビューティーな「クレイモア」達ですが、そんな彼女らもそれぞれ戦う理由を持っており、その理由が語られることにより、彼女らの中に人間らしさが見えてきます。ここら辺の話が出てくるまでは少し退屈ですが、クレアの過去の話が語られる辺り(3巻~)から急速に面白くなっていきますよ。

戦闘シーンではナンバーによる強さのランキングの辺りや、覚醒した時の強さの上昇率の点で多少気になる点はありますが許容範囲内かと。今後強さのインフレが始まらなければいいのですが。

エンジェル伝説」の白滝幾奶が好きだった人は買いです。





作品名:CLRYMORE(クレイモア)
作者名:八木教広

Over Drive(オーバードライヴ)

この漫画のあらすじ

主人公篠崎ミコト(15)は、高校に行けば何か変わると信じていたものの、何も変わっていないことに気づいた。そんな時、中学時代から憧れていた深澤ゆきに促され自転車部入部を決意する(自転車には乗れない)。



この漫画の見所

ロードレースという競技の魅力を上手に表現した本作品。とにかく「熱い」です!

各キャラクターが強い個性を持っていて、それがぶつかり合うレースシーンでは選手の心情がヒシヒシと伝わってきます。手に汗握ること間違い無しです!

そのくせ笑わせるところでは、しっかり笑わせてくれたりもします。最近の漫画には「熱さ」が足りないと思っている人は是非この「Over Drive 」を手にとってみてはいかがでしょう?


読んだ後はむしょうに自転車に乗りたくなりますよ。いやマジで。





作品名:Over Drive
作者名:安田剛士