②の今回は
私の「チ。」への思いを
熱く語る回となりますので
※正式なタイトルは
「チ。―地球の運動について―」
ですが、本記事では「チ。」と
省略させていただきます
本当は
前回以上に
読んで欲しい記事
となりますが
ネタバレなどの注意点は
前回のコチラ
に、書いてありますように
この物語は単純に
「主人公はこんな人で~
こうなって~
こうなっていく話!」
って語れるものでは無いので
いや、語ってもいいんだけど
それではまったく
今の私の感動を伝えれない
なのでネタバレあるかもです
“かも”というのは
私的には
重要人物の生死や
物語のオチや肝心な部分は
できるだけバラさないよう
配慮するつもりだけど
読み手が
「これは知りたくなかった」
ということを
やっちゃうかもしれない
なので
後は自己責任で
お願いしますね
RIMIの一部をまた作られた新たな作品を熱く語る!
“単純な話ではない”
というのは
「チ。」を途中まで読んだ方
アニメを途中まで観た方は
「主人公が地動説を証明すべく
命を懸けて繋げてゆく話」
と思うのではないでしょうか?
それも決して
間違いではなく
あらすじを検索したら
「チ。 ―地球の運動について―」は、15世紀のヨーロッパを舞台に、異端思想である地動説を研究する人々の生き様を描いた作品です。
と出てきます
確かにその通りです
この感覚は
「進撃の巨人」にハマった時を
思い出します
「進撃の巨人」に初めて出会った時
単純に、面白いと思ったし
惹かれてすぐにコミックスを買った
けど、本気でハマったのは
9年後
“巨人VS人間の話では
なかったんだ!”
と気づいてからでした
物語の真髄に気づいた時
やばい
と思う
その時、単純に
「好き」では済まない
感情が溢れます
私が「チ。」に出逢ったのは
2022年5月
いつものように立ち寄った
TSUTAYAで夫が
「これ、気になってたんだよね」
と言うのでレンタルした「チ。」
当時最新刊の7巻まで
その時は普通に「面白い」と
思って続きが気になったけど
まだ8巻は出ていなくて
その数か月後に最終巻である
8巻が出たのだけど
夫はそこまで気乗りしていなくて
続きを借りるか聞いても
「今日はいいかな~」
って感じだったので
私も数か月たって
どうしても続きが読みたい
と言う熱は無かったので
「夫も読みたいと思った時に借りよう」
そう思ったまま2年がたち
アニメ化で「チ。」と
再会したんです
こんな気持ちの推移も
出逢った時と
再会した時の熱量とか
「進撃の巨人」に似ている
ちょうどラストも知らないし
と、アニメを見始めて
どんどんハマって
3部の途中からは
我慢できなくなり
アニメの続きから
コミックスを購入
「チ。」という物語は
とっても特殊で
主人公が
ラファウ
↓
オクジー
↓
ドゥラカ
↓
アルベルト
と変わっていきます
アニメではそのたびに
OP画像が変わってるんです!
15世紀当時
“地動説”は異端思想とされて
重罪だった
その研究をしてるとバレたら
最悪処刑だった
そんな時代に
この主人公たちが命を懸けて
“地動説”を繋いでいった
それだけでも熱い!
熱いのだけど
最初はちょっと
とっつきづらい絵と
歴史とか地動説とか
少し小難しそうなこのテーマ
そして、処刑されたり重い雰囲気
下手したら序盤で
あまり読み進めなくなる
可能性大
私も、7冊イッキに
レンタルして居なかったら
3年前のあの時
もし、電子で無料でなんとなく
読んでいたり
1冊ずつ借りてたら
途中で読まなく
なったかもしれない
実際、7巻と言う
クライマックスで
止まっていたのだし
でも、読み終わった時に
いや
勘のいい人ならもっと早く
気づくんです
繋げていたのは
地動説ではないのだと
それに気づいた時
ふるえます
字が小さくて富みづらいけど
「地球」に「かんどう」と
フリガナをふっています
主人公たちが守り
繋いできたものは
「感動」
それがハッキリわかるシーンがこちら
上は第2部の主人公
オクジー(左)とバデーニ(右)が
教会に追い詰められ
資料を処分しなければ
自分たちが処刑されてしまう
全ては残す時間がないと悟った時
バデーニが今までたくさん
研究してきた自分の資料より
少し前まで字も読み書きできなかった
オクジーが書いたものを
遺すと決めたシーン
バデーニはずば抜けて頭がよく
彼の書いた資料はおそらく
かなり地動説の研究を進めたもの
であると推測されます
しかし、それを捨ててでも
オクジーが書いた文章を
遺す決意をしたのは
「それさえ遺せれば
後は自然と立ち上がる」
と言ってるように
オクジーが書いたものを読めば
読んだ人が感動し
地動説を実証すべく研究したくなる
と確信したから
例えば本を勧められた時
詳しいあらすじを説明されて
「この本は名作で
こうこうこういう本だよ
読んでみて」
と言われるのと
「すっごく感動したよ!
めっちゃ面白かったよ!
読んでみて!」
と言われるのと
どちらが読みたくなるかな?
ってことですよね
改めて
人は正解を選ぶのじゃなく
自分が感動したものを
正解にしたくなる
のだなと思いました
そもそも
“地動説は異端思想である”
という史実は無いのです
それは魚豊先生も
承知のうえで
書いているのです
それについては
長くなるので
今回は割愛します
「チ。」の中で印象的なのが
目
目のアップが多いのです
最初は
「地動説に感動した」
主人公の表情を描いてるんだな
としか思いませんでした
勿論それも
そうなのだろうけど
今振り返ると
感動の深さを
これでもか!と
伝えていたんだなと
気づいた時に
自分も
同じ目をしていました
ブログは同じ幅になってしまうので
わかりづらいのですが
下のは見開きです
※左下は肝心なシーンなので
私の判断でモザイクかけてます
ブログでは伝わりづらくて
残念ですが
本で読んでいたら
この見開きいっぱいの目に
圧倒されます
多分私は今
こんな目をして
この「チ。」の
すばらしさを
伝えたい!
と、この記事を
書いているんです
こちらは
異端開放前線の
シュミット(マントの男性)が
第3期主人公のドゥラカ(女性)に
自分が大好きな
朝日のすばらしさを
伝えてるところ
ドゥラカは朝日が嫌いです
亡くなった父を思い出すから
それにまつわる
トラウマがあるから
それを聞いても
シュミットは
朝日のすばらしさを
伝えようとします
令和の世なら
ネットで叩かれそうな行為だな
人のトラウマをえぐるなよ!と
※シュミットの声優さんは
煉獄さんの日野聡さん
めっちゃイケボよ~~
自分が大好きなものを
自分が関わった人に
伝えたい
遺したい
それはとても
人間らしい感情だと思います
シュミットは
ドゥラカの心は動かないかもと
知りつつも
自分の気持ちを伝えたいと
思って伝えてる
私も
たかが私のブログで
どれほど
この感動を伝えれるだろうと
思いながら伝えてる
主人公たちが
繋いできた感動を
今私が必死に
伝えようとしてる
私も感動リレーに
加わっている!
それに気づいた時
魚豊先生
まさか
ここまで考えてた
わけじゃないよね?
と、鳥肌が立ちました
「チ。」を書き始めた時
魚豊先生
22歳なんですよ!?
末恐ろしいですよね
世の中に
私と同じような
5人目の主人公が
たくさん
生まれてるのかもしれない
そして、魚豊先生が
伝えたいことは
ここに集約されてると思います
※肝心なことが多いシーンなので
モザイクばかりですみません
最後まで観た時に
実はこの人が
真の主人公では?
と思ったり
主人公は
人間ではなく
「感動」では?
と思ったりする
こんな漫画は
初めてだ
タウマゼインを感じます!
願わくば皆さんも
「チ。」を観て
タウマゼインを
感じて欲しい
【アニメ】
再放送決定!
先日最終回を迎えたばかりですが
もうNHK総合で再放送が決まっています
勿論、面白い
興味深いと感じる心は
人により違うのは
承知の上です
ただ
人は感動を
伝えたい生き物
本当はまだまだ
語り足りないのですが
これ以上は
ガンガンネタバレしないと
書けない
なので③で
ネタバレお構いなしの
私の考察や思いを乗せたものを
書きたいと思ってるのですが
なにぶん
この記事を書くのに
9時間を費やしました
夫を朝6時に送り出してから
ほぼ、この記事を書いてました
今日全く家事してません
勢いづいて
すぐにも書くかもしれないし
書かないままになるかもしれない
気もちは書きたいけどね
こんな暑苦しい長文を
最後まで読んで下さった皆様
ありがとうございます!
※画像は
「チ。―地球の運動について―」
原作&アニメより
引用させていただいています。
重要なネタバレになるシーンに
一部モザイク加工しています
ご容赦くださいませ