昨日はすごく充実&忙しい日だったのですが

(それについては後程書く予定です音譜)

 

帰宅したらこちらが届いていました飛び出すハート

 

 

 

北海道は、よほどの人気作以外は

2~3日発売が遅れるのが普通なので

事前に発売を知ったら

Amazonで予約するようにしてますグッ

 

そうすると北海道の発売日と

同時に届くんですよねニコニコ

 

 

ちなみに本がなんか丸まって見えるのは

気のせいではございません笑

 

昨日は布団には入ったのですが

またもや読み終わった瞬間に力尽きて

どうやら体の下敷きにしていたようです泣き笑い

 

 

 

「血の轍」は以前こちらでご紹介しました下矢印

 

 

 

※ここから先最新巻の

ネタバレ含みますので

ご了承くださいませ

 

 

 

 

 

下差しワン

 

 

 

下差しツー

 

 

 

下差しスリー!

 

 

 

 

前回の第13集から

新章に突入しています

 

 

新章は主人公、静一が

少年院から出て約20年後

どんなふうに生きているのかを

描いています

 

13集の初め

 

「ぼくは生きてしまった」

 

で始まるその一文で

あらわされているように

 

静一は

「ただ生きて」います

 

 

工場で淡々とした仕事を

繰り返してる様子

 

友達や親しい人も居る様子もなく

一人でお昼を食べていたり

 

仕事後もまっすぐ家に帰り

特に笑うこともなく

感情が動くこともなく

無味無臭の中で生きてるような

静一の日常が描かれます

 

ただ、唯一の心のよりどころであり

気がかりでもあった

静一の父親が亡くなり

 

父の遺言通りに静一は

父の遺骨を故郷の墓に納骨しに行き

そこで初恋の子に再会します

 

そこで13集が終わったので

 

もしや

 

静一の生活に?心に?

異変が起きるのか?

 

と期待しましたが

 

14集冒頭であっさりうらぎられました

(この先わかりませんけどね?)

 

 

 

※ここから第14集の話になりますが

「自死」「死生観」の話を含みますので

苦手な方はブラウザバック

お願いしますお願い

 

 

 

初恋の彼女がお母さんに

なってることは

むしろ静一にとっては

また一つ気がかりが消えた

ことだったようです

 

母の束縛に耐えられず

初恋の彼女に救われた

中学時代のわずかな日々

 

だけど静一は

母を選んでしまった

 

彼女がその後幸せになれたのかも

気がかりだったのでしょう

 

 

全ての気がかりが消えて

静一は心から自由になった

 

 

 

 

このまるまる1ページを使った

静一の表情に

作者の言いたいことが

詰まってる気がしました

 

 

「やっと楽になれる」

 

心から解放されたような

しあわせそうにすら見えるような表情

 

 

今まで読んできたからこそ

静一の気持ちがわかる気がする…

 

 

 

 

今までたくさんの漫画を読んできた

「自殺」する人、した人

しようとしてる人

 

ほとんどは

辛いさなかに居て

激しい感情のままに

死を選ぶような

 

読んでるこちらは

「待って!死なないで!」

必死で止めたくなる感情

 

 

 

これだけ生きてたらリアルでも

「死にたい」という人も

たくさん出会って来た

 

自分自身も

「死のう」としたことはないけど

「ここから逃げ出したい」

「死んだらどうなるのだろう?」

そんなことは人並みに考えたことはある

(人並み・・・ですよね?あせる)

 

そういう時があったからこそ

それなりに経験をして生きてきたと

思ってたからこそ

 

「死にたい」という人が居れば

何とか思いとどまるように

説得したり励ましたりしてきたと思う

 

「生きてたらきっといつかは

生きててよかったと思える日が来るよ」

 

そんな根拠もない言葉を

かけたこともあると思う

 

それは、自分の経験則からの

本気の言葉だったけど

 

なんだかすごく

無責任でひどい言葉だったように思う…

 

 

「死にたくない」と思える自分は

なんて幸せなんだろう…

 

 

そう思いました。

 

 

 

私はこれを読む昨日まで

 

「死ぬ」ってことは

凄く恐ろしくて

もしも、いつかその時が来たら

「死ぬことが怖くなくなればいいなぁ」

漠然と思っていました

 

けれど

 

 

「死ぬことが怖い」って

実はすごく幸せなこと

なのかもしれない…

 

 

「しあわせ」を感じれるから

この世に「楽しいと思えること」

「見守りたい存在」などがあるから

死にたくないんですよね

 

私の死生観に影響を与えられた

瞬間でした

 

 

もちろん、これからも

目の前で「死にたい」という人が

「死のうとしてる」人が居たら

なんとしてでも止めたいと

思ってしまうと思います

 

それは、私のエゴだとしても。

 

 

 

だけど

言葉は凄くえらばなきゃならない

 

そう改めて思いました

 

 

 

 

「血の轍」のストーリーに戻りますが

 

家に帰り自殺を決行しようとした

静一ですが結局できません…

 

 

 

 

 

「生きててごめん」

 

そう思いながら生きることは

どんなにつらいことだろう…

 

この少年は静一が(母のために)

殺してしまったイトコのしげちゃんです

もちろん、静一の見てる幻です。

 

 

しかし、いざ死のうとしても

母の幻に邪魔をされます

 

 

 

 

母の呪縛からは

いつまでも逃れられない静一

 

結末はどうなるんだろう?

 

 

このどん底の闇漫画に

まさかのハッピーエンドなど

あるんだろうか?あせる

 

でも、ここまで苦しんだ静一の

心が穏やかになる方法が

「死」以外にあることを願いつつ

 

第15集(12月予定)を

待ちます!

 

 

そして「血の轍」を読むたびに

 

「親の影響」とは

ものすごく大きいのだ

再確認します

 

人格形成期にずっと

一緒に居るのですから

親が子供に影響を与えるのは

当たり前で

 

影響を与えなかったら

ネグレクトか!?

 

いや、ネグレクトもそれはそれで

すごく影響与えちゃってるよねとか

思ったり・・・

 

 

素晴らしい親になんかなれなくても

 

心に一生の傷を残す親にだけは

ならないようにしなければと思います

 

 

 

なんだか暗い話ですみませーん!🙇

 

 

だって、どえらい

暗い漫画なのだもの泣き笑い

 

読んだらずどーん

暗くなるのに

読まずにいられないのだわあせる

 

 

第1話 無料試し読み下矢印

 

 

※画像は「血の轍 第14集」より

お借りしました