今日10月1日は亡き母の誕生日です

70歳で亡くなった母

生きていたら78歳だった

 

せめて80歳までは

生きててほしかったなぁ…

 

息子が幼稚園の年長の秋に

ランドセルを買ってくれて

入学を待たずに亡くなっちゃった

 

その息子ももう中2だよ?

 

やばいあせる

 

泣きそうになるから

元々用意してた

ネタに移動しようあせるあせるあせる

 

暗い話をすんませんショック

 

母はミステリーとかホラーとか

サスペンスが大好きだった

 

なので母の影響で私もホラー好きに…

 

 

よく母とホラー映画見た(録画のね)

体の弱い母は出無精だったので

一緒に出かけたことはあんまりなかった

 

 

母は漫画を特に好きではなかったけど

ミステリーとかホラー系は

私が買ってくると好んで読んでた

 

その名残がこれ

 

 

どれも、私が小中学生の頃から手元にある本

多分、母も読んだ本

 

そして、母が

「これは面白い」

と大絶賛して

読んでいたのがこれだった

 

※左側にある「最終章」はごく最近のもの

 

 

 

 

 

【悪魔の花嫁】について語ろうと思い

画像検索やネット検索してたら

サクっと4時間ほど費やしてしまったあせる

漫画も読み返してしまった

 

なにをやっているやらショック

 

 

しかも、古い漫画で

欲しい所は全く出てこなかったので

自宅にある漫画を撮ったので

見づらいけどお許しを。

 

 

 

しかし、やっぱり面白い!!

 

 

 

私が【悪魔の花嫁】

ハマったキッカケは

どういういきさつかは忘れたけど

当時連載していた雑誌

『プリンセス』

たまたま「悪魔の輪つなぎ」

いう話を読んで

すごく衝撃?だったんですよね

 

面白い?興味深い?

上手く言えないけど衝撃

小学校1~2年生でしたし。

 

【悪魔の花嫁】

1話完結のムニバスなので

1話だけ読んでも話が分かるのです

 

そのお話をサクっと全編ご紹介します

 

 

あるホームレスが猫を抱いて

ある金持ちの扉をたたきます

飢えと寒さで猫が死にそうなので

わずかばかりの施しを頂けないかと

 

しかし、金持ちのご主人はホームレスと猫に

水をぶっかけて追い払います

 

猫は息絶えてしまい飼い主は猫に

「次に生まれてくるときは

金持ちのもとに生まれるんだよ」

と、この家の前に置き去ります

 

 

今思ったらなんで置いていくのー??

って感じですけど

 

まぁ、下のページ

たらわかりますが・・・

演出上かなぁと・・・

 

その猫は手にドクロのあざがありました

 

 

 

ホームレスが訪れた時

まさにこの家では赤ん坊が

生まれるところだったのです

 

生まれた赤ん坊は手にドクロのあざ・・・

 

 

赤ん坊は成長して

ものすごい贅沢三昧で

この親のお金を食いつぶして行きます

 

 

 

 

そして、高級車も手に入れ

無免許で運転し

ホームレスと接触事故を起こし

死亡します

 

無免許で人を轢いたので

賠償金なども多額に上り

両親は破産

 

このホームレス

猫の飼い主ですね

 

 

 

この次の瞬間、蝶は標本にされて息絶えます

 

 

 

ホームレスだった

おじいさんは事故のお陰で

お金が入りアパートに住めて

猫は最後は鳥になりご主人のとこに

戻ったのですね

 

当時にはものすごく斬新なお話で

ものすごく心に残り

それからコミックスを

そろえたのです

 

まだ小1~2だったので、

買ってもらったのか

何かの折にプレゼントして

もらったのかとかは

覚えてませんが…

 

 

それにしても

このシリアスシーンで

「こわれ荘」

って!!笑い泣き

 

 

 

 

 

この【悪魔の花嫁】大筋のお話は

 

ギリシャ神話の神々の世界

オリンポスの神だった

ヴィーナスとディモスが

兄妹でありながら

愛し合っちゃって

 

大神の怒りを買って罰を受ける

 

 

兄は悪魔に

 

妹は生きながらに体が腐っていく罰を…

 

そこで兄は現代の

(と言っても70年代)日本に行き

(なぜ日本?)

ヴィーナスの生まれ変わりを

見つけ出し

その亡骸を持ち帰り

ヴィーナスの魂を移らせて

助けようとするけど

 

見つけたヴィーナスの生まれ変わり

美奈子にホレちゃうって言う・・・

おいおい、神にまで背いた

大恋愛なのに??

ホレっぽすぎんかーい!

 

しかも大筋の話は進展せず

ひたすら

人間の醜さとか愚かさを描く

オムニバスなんですけどね

 

ディモスの言葉で

「奇しくも名前まで美奈子」

というセリフがあって

当時小学生の私には

 

 

???

 

 

 

だったんですが

 

あとでわかりました

 

美(ビー) 

奈(ナ)  

子(ス)  

 

だったのね?

 

 

シャレか~い!!

※画像はネットよりお借りしました

 

 

 

私の中でもうひとつ

ものすごくインパクトの

ある話があって・・・

 

 

 

ある若い絵描きカップルが

いるんだけど

貧乏で日々のご飯も食べれない

 

ディモスがアイディアを授けて

彼氏がまず大金持ちの

奥様の家で働き

見染められ結婚

彼女はお手伝いになってデブになり

ある日奥様を殺害

庭に埋めて、彼女はダイエットし

奥様に成り代わる・・・

 

彼女は大金持ちになり

ディモスに報酬だと札束を

渡すのですが

 

 

 

 

 

 

 

多分、最初に読んだときより

何度目かに読み返したとき

 

この言葉がすごく心に響いて・・・

 

「もう一度芸術への

渇望が頭をもたげても

ひとかけらの才能も

残っていないと気づくのは」

 

多分、何度目かに読んだとき

もう絵を久しく描いてなかった

ときだと思います

 

私にはもうかつてのような

絵への情熱も

発想力も無いと感じ

 

ぐさーっ

 

と刺さったんですね・・・

 

だから

 

学生時代から

あんまり進化してないけど

今また絵を描けていることは

本当に幸せで

 

自分の原点に還って来たっていう

気持ちです

 

 

ところで、わが家の【悪魔の花嫁】

 

 

読み返し過ぎて

こんなことになっちゃってるのが

何冊かあるので

買い替えたいなと

思ったりもするんですが

そのたびに亡き母が

読んでた姿が浮かんで…

 

もう一組買うって

言う方法もありますが

だったら他に

揃えたい本もありますしね

 

まぁこのままかな・・・にやり

 

 

 

 

※画像は

<あしべゆうほ「悪魔の花嫁」秋田書店>

我が家の蔵書より

 

 

 

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