心房と心室の圧力 | 芸能界のちょっとだけ、知っていることについて

芸能界のちょっとだけ、知っていることについて

芸能人の追いかけを、やったりして、芸能人のことをちょっとだけ知っています、ちょっとだけ熱烈なファンです。あまり、深刻な話はありません。

心房と心室の圧力:詳細な説明

心房と心室の圧力は、心臓のポンプ機能と密接に関係しており、心周期と呼ばれる一連の動作の中で絶えず変化しています。以下、それぞれの圧力の特徴と、心周期における変化について詳しく説明します。

1. 心房の圧力


右心房圧:


静止期: 上大静脈からの血液が流入し、約 2~3mmHgと最も低くなります。


心房収縮期: 右心房が収縮し、血液を右心室へ送り出すため、一時的に 5~8mmHgまで上昇します。




左心房圧:


静止期: 肺静脈からの血液が流入し、約 2~5mmHgと右心房圧よりも低くなります。


心房収縮期: 左心房が収縮し、血液を左心室へ送り出すため、一時的に 7~12mmHgまで上昇します。





2. 心室の圧力


右心室圧:


拡張期: 血液が右心房から流入し、心室が拡張するため、約 0mmHgと最も低くなります。


収縮期: 右心室が収縮し、肺動脈を通じて肺へ血液を送り出すため、20~30mmHgまで上昇します。




左心室圧:


拡張期: 血液が左心房から流入し、心室が拡張するため、約 5mmHgと右心室圧よりも低くなります。


収縮期: 左心室が収縮し、大動脈を通じて全身へ血液を送り出すため、100~130mmHgまで上昇します。





3. 心房と心室の圧力差


房室弁閉鎖期: 心房と心室の弁が閉鎖している間、圧力差が生じます。


右心房と右心室: 約 5mmHgの圧力差があり、右心室の方が高くなります。


左心房と左心室: 約 5~7mmHgの圧力差があり、左心室の方が高くなります。




弁開放期: 心房と心室の弁が開いている間、圧力はほぼ同じになります。


4. 心周期における圧力変化


拡張期: 心房と心室が拡張し、血液が流入する。この時、心室圧は最低となり、心房圧は上昇します。


収縮期: 心房と心室が収縮し、血液を送り出す。この時、心室圧は最高となり、心房圧は下降します。


弛緩期: 心筋が弛緩し、心室が拡張する準備をする。この時、心室圧は急速に下降し、心房圧は静止期レベルに戻る。


5. 圧力に影響を与える要因


心拍数: 心拍数が速くなると、各心室の拡張・収縮時間が短くなり、心室圧が上昇することがあります。


心筋収縮力: 心筋の収縮力が低下すると、心室圧が十分に上がらず、血液を送り出す量が減少する可能性があります。


血液量: 血液量が増加すると、心室に流入する血液量が多くなり、心室圧が上昇することがあります。


弁の状態: 弁膜症などにより弁の機能が低下すると、心房と心室間の圧力差が大きくなり、心負荷が増加する可能性があります。


6. まとめ

心房と心室の圧力は、心臓のポンプ機能を理解する上で重要な指標です。各心房・心室の圧力、心周期における圧力変化、圧力に影響を与える要因などを理解することで、心疾患の診断や治療にも役立てることができます。

7. 補足情報


上記はあくまでも一般的な説明であり、個人の心機能や状態によって圧力値は多少異なります。


より詳細な情報については、医療従事者にご相談ください。


tunesharemore_vert


画像をアップロード