南海トラフ地震は、南海トラフと呼ばれるプレート境界断層で発生する巨大地震です。南海トラフは、四国の南沖約300kmから九州南部沖約1,200kmにかけて、長さ約1,400kmにわたって海底下約10kmから40kmの深さに位置しています。
南海トラフ地震の震源域は、大きく以下の3つの領域に分けられます。
紀伊半島沖：和歌山県南部から三重県南部にかけての領域
東海地震：静岡県から茨城県にかけての領域
東南海地震：三重県から高知県にかけての領域
これらの領域のうち、紀伊半島沖が南海トラフ地震のメイン震源域であり、最も大きな被害が予想されています。具体的には、和歌山県、大阪府、兵庫県、徳島県、高知県などが震度6強以上の強い揺れに襲われると想定されています。
また、東海と東南海の領域でも、震度5強以上の揺れが発生し、大きな被害が出ることが予想されています。
なお、南海トラフ地震は、100年～200年程度の周期で発生すると考えられており、過去にも1300年ごろ、1707年ごろ、1854年ごろなどに発生しています。次回は30年以内と予測されており、いつ起こってもおかしくない状況です。
南海トラフ地震は、非常に大きな被害をもたらすことが予想されるため、日頃からしっかりと備えしておくことが重要です。具体的には、以下の対策が有効です。
家具の転倒防止対策
防災用品の準備
避難場所の確認
家族との連絡方法の確認
自治体の防災訓練への参加
南海トラフ地震に関する情報は、以下の自治体や政府機関のウェブサイトなどで確認することができます。
和歌山県防災情報：https://www.bousai-wakayama.jp/dis_portal/
大阪府防災情報：https://www.osaka-bousai.net/
兵庫県防災情報：https://web.bosai.pref.hyogo.lg.jp/
内閣府 防災情報：https://www.bousai.go.jp/
南海トラフ地震は、決して他人事ではありません。一人ひとりがしっかりと備え、被害を最小限に抑えるようにしましょう。