パスツレラ属(Genus Pasteurella)とはグラム陰性通性嫌気性の真正細菌の一属[1][2]。非運動性かつ多形性で、ほとんどの種がカタラーゼ、オキシダーゼ陽性である[3]。多くは哺乳綱、鳥綱の常在菌として存在するが、ニワトリコレラを始めとした種々の人畜感染症にも関与する。
ヒトでの症状
- 老人や糖尿病患者など、抵抗力の弱いヒトが発症する日和見感染
- 気管支拡張症や結核、悪性腫瘍などの疾患がある場合に発症しやすい。
- 症状は軽い風邪のよおうなものから、重篤な肺炎までさまざま
- 咬傷後、約30分~2日で受傷部に激痛、発赤、腫脹を起こす(糖尿病などの基礎疾患がある場合に重症化)
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