こんにちは、りょうです。

 

不滅のあなたへの最新刊となる6巻が2月16日に発売されました!

 

 

表紙を飾っているのはトナリ。

何とも言えない微妙な展開になってなるなぁと思っていたのですが6巻でも何とも言えない展開が続きました。

 

 

良く言えば感動的。

 

悪く言えば良い物語テイストの自己満足系自己犠牲が多発していた印象です。

 

 

それぞれのキャラが決断していることが自己満足でしかない。

 

そんなネガティブな印象を受けてしまいガチだった不滅のあなたへ6巻の感想になります!

 

感想

全体的に自己満足系の自己犠牲が多発した6巻。

 

長年連れ添ったおばあさん・ピオランも命を落とすのですが、一番酷かったと思う自己満足系の自己犠牲があります。

 

 

それは、色々あって幼いころからの友人たちを多くノッカーに殺されてしまい自分の決断に責任を感じていたトナリ。

 

そんなトナリがハヤセに不意を突かれ人質にされフシとの交渉の材料にされてしまった際のシーンです。

 

 

シーンからは良い事してます感が漂ってきているのですが…

引用:不滅のあなたへ6巻

トナリの決断っていうのが、そもそも自分の決断で仲間を死なせてしまったという現実から逃げたいだけとしか思えない。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

 

 

フシの為にハヤセを巻き添えに死ぬことを選び、自分の決断で死なせてしまった人たちの元に行くと…

 

現実的には、自分の決断で友人を殺したことに耐えられなくなったトナリが『フシを救う』というそれっぽい良い分を元に自殺を計ってるだけとしか思えないんです。

 

 

ハッキリ言って全然意味が分からないです。

 

多くの友人を自分の決断で殺してしまった。

 

その罪滅ぼしと言わんばかりに、フシの為にハヤセを巻き添えにすることを決断しているトナリなわけですが、その決断を下したトナリに聞きたい。

 

 

一緒に生きてきた友人を全員失い1人だけ取り残されるサンデルってどうなんだろう?

 

あろうことかトナリはこの時点で友人の1人であるサンデルの事を何ひとつ考えてないと思うんです。

 

 

結局のところは、自分の犯したこと。

 

自分自身が決断したことで友人たちを殺してしまった現実からいち早く逃げる為に自己犠牲風にして…

 

フシを救うためみたいなテイストで死ぬことを選んでいるとしか思えなし、ハッキリ言って受け入れがたい。

 

仲間1人生きてますからね?

 

責任逃れがしたいだけっていう本音というか、冷静に考えれば考えるほどに責任逃れのリーダーでしかないから嫌い。

 

 

 

 

そんな感じで自己満足系の自己犠牲事案があったわけですが、6巻ではフシを見守る黒いフードの人物。

 

『この世界を保存する』為に生み出されたとフシを観察し続ける者の正体について少しヒントがありました。

 

 

観察者の正体を予想するためのヒントとなるのがこちらのシーン。

引用:不滅のあなたへ6巻

 

死期を悟り観察者ことフシに付きまとう黒いヤツに直接語り掛けるピオラン。

 

 

なにを思うのか観察者はピオランの最後の願い『来世ではフシの役に立つモノになりたい』という願いを承諾します。

 

その後、『楽園にとらわれる前に私が迎えに行く』という謎の発言をした後に息を引き取ったピオランと精神世界のような場所で出会うという謎展開。

 


と、6巻で起こった出来事から色々と考えてみると現状で最も確率が高いのが結局は悪魔の類い。

 

特に堕天使であるというのが、最も可能性が高い気はしています。

 

その理由は以下。

 

6巻にて発言した『楽園にとらわれる前に迎えに行く』という発言からも楽園の存在を知りつつも楽園を受け入れていない存在であるのは間違いありません。

 

そして、楽園という表現からもその言葉が差しているのは天国などの幸せな世界/空間である可能性が高くその使者であれば神や天使の類になると思うんです。

 

しかし、観察者はその空間を受け入れていないだけに留まらず『とらわれる』という表現までしているのでそっち側の人ではない。

 

 

『とらわれる』という表現をしていることからも、少なくとも観察者がいう『楽園』という世界/空間は偽善に満ちている受け入れがたい世界なのでしょう。

 

とらえた人を逃さないために、心地の良いウソ偽りが蔓延している空間だと言っていると想定するとシックリきます。

 

 

そんな『楽園』がウソ偽りが満ちている空間であることを知り、その空間に懐疑的な思想を持ちながらも『楽園』と表現せざるを得ない

 

これは元々は観察者が『楽園』を運営している側だった為と考えると合点がいくような気がします。

 

 

さらにです!

 

観察者が生み出したフシが集めた力を奪う能力を持っているノッカーの存在。

 

これを元々観察者と同じ側の人間がノッカーの側にいる為に同じ原理であり、現状では敵対していると思われる『楽園側の存在』だったと考えれば同じ技術を使っていてもおかしくないと思います。

 

 

フシから能力を奪い取るノッカー。

 

そして、ノッカーに奪われた能力を取り戻せるというフシの関係性。

 

冷静に考えてみると同系統の技術で作られているが故に可能な出来事であると思うんです。

 

 

なので、観察者は元々は『楽園』側の存在。

 

そして、その楽園とは天使や神様側の空間であると考えるのが妥当なので観察者の正体は堕天使である!

 

 

 

一緒に堕天しましょっ!笑

読み終えて

不滅のあなたへ6巻では、割とフシの物語がどうでもよくなってきた本音があります。

 

そろそろフシの存在を明かして明確に何になるのか?

 

何のために様々なモノを集めているのかをハッキリしてほしいと事です。

 

流石に『世界を保存する』という謎すぎる目的だけでは、そろそろ読み進めるのは辛いと感じています。

 

 

挙句の果てに偽善者パラダイスやられてもね…

 

スター・ウォーズがデジャブしちゃうので辞めて頂きたいです。

 

 

楽しみではあるんですが、そろそろ本当にフシと観察者の正体を明確に明かしてほしいです。

 

これ以上謎を続けると最終的な展開は腑抜けた答えが待ってて、読者が『…(;''∀'')』ってなる奴だと思うんですよ。

 

何の答えもなく『あぁ~そうなんですね?』と、めちゃスピリチュアルなこと言われて強引に納得せざるを得ない…そんな答えが待ち受けている気がしています。

 

 

嫌な予感しかしない。

 

正直言ってフシと観察者の正体について、ポジティブな考えが出てこないのが読んでて辛いです。

 

頼むから早く正体と明確な目的を教えてください。

 

 

謎が早く解決してほしいというか、明かされてほしいと本気で思った不滅のあなたへ6巻の感想でした!

 

それでわっ

ヽ(*´∇`)ノ゚.:。+゚ またね~ぇ♪゚.:。+゚