こんにちは、りょうです!

 

シドニアの騎士などで有名な二瓶勉先生の最新作となる、人形の国最新刊の2巻が2月9日に発売されました!

表紙は地底世界から送り込まれた謎多き折り畳み人形タイターニア。

 

四つ足の小型ロボットの姿から一時的に人間の姿に変身できるなどの地上よりも圧倒的に優れた未知の技術が搭載されたロボット。

 

そして、地上を支配しているリべドア皇帝。

 

彼が持つ地底支配の野望を打ち砕くことを目的に地上に送り込まれた自動機械です。

 

 

ちょっと思う事があったのでそのことについての話です。

物語の舞台とあらすじは?

気になったことを語る前に知らない人もいると思うのでざくっとあらすじを紹介します!

( ̄ー ̄)

 

この物語の舞台は人工天体・アポシムズの地表。

 

50世紀前に地底との戦争に敗れており、戦いに敗れた人々は地上の人々を殺す為に動き続けている自動機械と人形病という不治の病が蔓延する極寒の地表に取り残され怯えながら生きている世界です。

 

ハッキリ言って、戦争に負けた末裔たちが最悪すぎる環境に取り残され生きているんです。

 

 

そんな世界を舞台にした物語の主人公は地上に住む青年・エスロー。

 

彼は仲間たちを殺されたことを理由に地上を支配している冷徹無比なリべドア皇帝に復讐しようと決意。

 

皇帝が執拗に追っていた機械人形であるタイターニアと共に皇帝への復讐を成し遂げるべく旅を続けています。

 

 

無慈悲にもゴミのように仲間たちを殺された青年が復讐を誓う。

 

よくあると言えばよくある物語なのですが、この物語で敵として描かれている皇帝が実は良いヤツなんじゃ?

 

そんな風に思えたのでその話をしていきます。

皇帝は良いヤツなのでは?

主人公の仲間たちを無慈悲に殺した皇帝。

 

厳密には皇帝の命令の元に幹部クラスが勝手に虐殺したのですが、主人公は皇帝に怒り新党(笑)なので最終目標は皇帝です。

 

残虐非道な人物が幹部になっている時点で皇帝も無慈悲なお方であるのは間違いないと考えて良いと思うのですが、考えると良いヤツにしか思えないんですよ…

 

なので、僕が皇帝を良いヤツにしか思えない理由を語っていきます。

 

 

物語の視点は、エスローであり仲間の復讐を描く物語です。

 

その為、皇帝は敵であり悪にしか見えないのは当然です。

 

しかし、よく考えてほしいのが残虐非道と言われている皇帝が地表を支配した理由です。

 

 

そもそも残虐非道と言われている皇帝が地表を支配した理由というのが最終的には地底への侵攻であるのは間違いありません。

 

執拗にタイターニアを狙っていた理由も、1巻にて解説されておりそれはタイターニアが持ち逃げした、超構造体を貫ける銃弾です。

 

その銃弾を取り戻す為に必死に行動を起こしていました。

 

 

そして、この銃弾が必要だった理由がこちら。

引用:人形の国1巻

地上から地底へ行く為に超構造体というシドニアの騎士にも登場したとてつもない硬度の物質。

 

それで作られた地表と地底を隔てている壁を破壊する必要がある為です。

 

 

そして、皇帝に追われていたタイターニアが持ち逃げした唯一の銃弾こそがこの超構造体で作られた壁を破壊できる銃弾であり絶対に必要だった。

 

その為に手段を選んでいなかったというのが皇帝です。


 

では、皇帝が死に物狂いで欲しがっている銃弾。

 

それを使う事で行ける地底にはなにがあるのか?

 

1巻にて描かれており…

引用:人形の国1巻

中央制御層こと地底には、星を維持する為の機械や制御装置などの重要なモノがあると言われています。

 

つまり、地底に行くことで更なる技術と共に人工的に作られた星をコントロールすることもできるというわけですね。

 

 

モンハンやりたいので、ここまでの話を整理します(笑)

 

今回の話の中心である皇帝がなぜ地底世界への侵略を決めたのか?を考えましょう。

 

その根源にあるのはまず間違いなく地表に取り残されている人々を救う為。

 

皇帝自身が極悪な環境に置かれているという事実が許し難いという理由もあると思いますが、結果として地表の人を救うために行動を起こしているといえます。

 

極悪な環境を改善しようと考えているわけですよね?

 

 

こうなってくると、そもそも結果として地上の人々を救おうとしていたタイターニアが銃弾を持ち逃げした事こそが問題だと思う。

 

どうであれ皇帝が地表の人を救おうとしているとも考えられるので、皇帝はそこまで悪い人ではない気がする。

 

絶望しかない地表を皇帝が恐怖で支配することで一定の平和を作ったと考えられるわけだから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皇帝は悪くない!

(・ω´・+) 

 

そもそもの話として、地底の人に問題があるよね?

 

どーであれ地表の人を極悪な環境に捨て置くって言うのは最低の行為としか言いようが無いから。

 

もちろん、地底は人が住めるような場所ではないなど、地底の人が地表の人を迎え入れないのには何かしらの理由があると思うけどね。

 

それでも、根本的な問題点は皇帝という恐怖の存在ではなくて、そういった存在が出ないとどうしようもない世界だと思うから皇帝は悪くない…(笑)

 

 

そう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全部地底人が悪いッ!

 

 

はい。

 

全部地底人が悪いし、そこからやってきたタイターニアとそれを支援しているエスローが全面的に悪い。

 

全面的に主人公側に落ち度がある物語でファイナルアンサー!

(´∀`)9 ビシッ!

 

 

そーいうことでっ!

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪