少 女 1957年(昭和32年)12月号 それまで少女漫画はユーモア作品で占められていたが、昭和30年に『なかよし』と『りぼん』が創刊されると、少女誌の多くの頁を漫画が占めることになり、少女漫画にストーリー作品というジャンルを持ち込んだ手塚治虫、うしおそうじに続く漫画家が現れる。本誌には牧美也子「白いバレエぐつ」、わたなべまさこ「金のうろこ」の読切短編が掲載されている。牧美也子、わたなべまさこはこの時期に注目され、牧美也子は『少女』で「青い十字架」の連載を開始、わたなべまさこは競合誌『少女ブック』に「山びこ少女」の連載を開始する。巻頭まんがは4月号から連載を開始した横山光輝「母さんふたり」で、生みの母と育ての母の間で揺れ動く少女の心情を描いた物語は多くの読者の支持を得た。高橋真琴の「のろわれたコッペリア」は昭和30年代中盤以降、各誌の境界を超えて絵物語や口絵で誌面を飾った作者の、数少ない読切まんがである。

 

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ダイジェスト

 

ここからは2022年2月21日紹介分です

 

少女 新年号は6大ふろくつきです ①バレエブローチ ②カレンダー ③お手紙セット ④まんがの本 母さんふたり ⑤まんがの本 松島トモ子実話まんが ⑥シネスコ型絵はがき

 

母さんふたり 横山光輝 9頁(4色1+2色4+4)

お母さんがふたりいるかえでちゃん!でも、そんなことを知らないかえでちゃんのむじゃきさ!

 

 

 

 

 

のろわれたコッペリア 読切 高橋真琴 2色7頁

 

 

 

小鳩くるみちゃん 水谷武子 2色4頁

手にもっていったカール人形のおかげで、とんだ事件がもちあがってしまいました。

 

 

 

白鳥の祈り 新連載 わたなべくにお 作:谷元次郎 2色9頁

 

 

 

青い真珠 おざわあきら 2色10頁

”青い真珠”は、あくまの真珠なのでしょうか?ふってわいたようなみさおちゃん一家の不幸⁉︎

 

 

なまちゃん 中村初江 2色2頁

東京の中学一年の中村初江さんがかいたまんがです。みんなで中村さんをおうえんしてあげてください。

 

クラスおてんば日記 今村洋子 2色9頁

 

 

わかれのワルツ 新連載 松本あきら作:島守俊夫 8頁

あたらしくはじまった、こわいまんが「わかれのワルツ」・・・夜、ひとりでよんではいけません!

さと子のおかあさんは人ごろしの犯人でした。さと子には、あんなにやさしいおかあさんが・・・!

 

 

きえたおねえさん 最終回 うちのすみお 9頁

おねえさん、あきらちゃん、おかあさん、三人のすがたがみえなくなった!ほんとうに、きえてしまったのでしょうか?

 

 

 

ウララちゃん 水谷武子 4頁

ウララちゃんが、学校からかえったら、おうちのなかに、大きなしゃもじがいっぱいありました。さて・・・

 

 

 

牧場は夕やけ 横山まさみち 9頁

 

 

 

白いバレエくつ 読切 牧美也子 8頁

 

 

ミサ子さんは、あるさむい日、うら山へスケッチに行きました。ところが・・・

 

金のうろこ 読切 わたなべまさこ  原案:津々見じゅん 7頁

 

こぐまの小石 最終回 9頁

かおりちゃんのおとうさんは、わるものたちのなかまにはいってしまうのでしょうか?さあ、はやくよみましょう。

 

 

 

 

このブログは日本の漫画文化の礎を築いた、主に昭和三十年代を舞台に活躍した漫画家とその作品が、時の経過に埋もれることなく今の時代に語られる事を願って、昭和三十年代の漫画雑誌と作品を紹介してます。ご意見、ご指摘がありましたら、メッセージまたはコメントをお寄せください。よろしくお願いします。