少女クラブ 1958年(昭和33年)6月号 ちばてつや「ママのバイオリン」新連載号 ちばてつや作品は「ママのバイオリン」終了後も「ユカをよぶ海」「リナ」「1・2・3と4・5ロク」と『少女クラブ』が休刊になる1962年12月号まで続いた。その後、発表の場を『少女フレンド』に移し、「ユキの太陽」「島っ子」「アリンコの歌」「みそっかす」「ジャンボ・リコ」「テレビ天使」を連載。その期間は通算11年に及んだ。
『少女クラブ』は1923年に『少女倶楽部』として創刊され、1946年に雑誌名を『少女クラブ』に改め、1962年に廃刊となった(『週刊少女フレンド』へと発展)。少女小説や詩を中心に掲載していたが、後に漫画作品が主となった。『少女倶楽部』は長編小説に力を入れていたのが特色で、小学校高学年から女学校(高等女学校)低学年の少女を主な読者対象としていて、受験シーズンになると入試のための心得が掲載された。ライバル雑誌の『少女の友』・『少女画報』とは対照的に映画俳優や歌劇のスターを取り上げることはなく、紙面では良妻賢母的な人物が紹介されていた。そのため保護者からも支持を受け、発行部数第1位を維持した。発行部数は1923年が6万7千部、1937年が49万2千部。wikipedia
少女クラブ7月号は5大ふろくです!
①幸福のかぎブローチ ②別冊 どこに青い鳥 ③別冊 ママのバイオリン ④別冊 三つの珠・川船の天使 ⑤エリちゃんバック
どこに青い鳥 東浦美津夫 原作:春名誠一 4色1+2色7+6頁
大ひょうばんのまんが小説、いよいよ第二回です。
ナイルの悪魔 牧美也子 11頁
ミイラの棺のふたがひらいて、中から白い手が・・・。ユミの見たものは、いったいなんだったのでしょう?
ママのバイオリン 新連載 ちばてつや 12頁
少女クラブでなければ読めないおもしろいまんが・・・それが、この「ママのバイオリン」です。
フイチンさん 上田としこ 2色8頁
少女クラブのフイチンさんは、いつも元気でほがらかで、日本中の人気もの!さあ今月のかつやくは・・・?
かおる白ばら 最終回 町田梅子 12頁
かおるのおとうさんが、なくなるまえに作った小学校の校長先生の銅像が、ある夜、校庭からぬすまれてしまった。その犯人はかおるのお友だち、友子のおとうさんだった。それを知った友子は、みんなにもうしわけないと、ガスで自殺しようと・・・。
三つの珠 赤い玉の巻 その2 石森章太郎 2色8+7頁
むかしむかしの話です 星のふるよなよるでした 赤 青 きいろのながれ星 長くおをひくながれ星 三つの星がおちました さあ このながれ星はなんでしょう
ありさちゃん 水谷武子 7頁
ありさちゃんは、ふたりのみなしごを、おなじ金のうでわをもっているねえさんらしい人の家へ、つれてゆきましたが・・・・。
東京のシンデレラ 最終回 山内龍臣 4頁
朝おきたら、大金持ちだったなんて、みなさんならどうします?でも、お金持ちってとてもきゅうくつなのよ。
めだかちゃん やまねあおおに 8頁
きょう、きゅうしょくの時間、しっぱいしちゃったの。まあ、よんでちょうだいね。
銀の花びら え・水野英子 原作・緑川圭子 15頁
なつかしいピーターにいさん!リリーはお城からにげだしたのです。でも、おってがせまっています。はやく、はやく!
アイヌ・ウエペケル 新連載 え・丹野ゆうじ 原作・御荘金吾 8頁
アイヌ・ウエペケルとは、文字をもたないアイヌたちが、夜のいろりばたで、かたりつたえてきた、むかしばなしのことです。
塔上の奇術師 江戸川乱歩 え・石原豪人 13頁
おなじみの小林少年はじめ、少年探偵団がかつやくする、少女クラブでなければ読めない小説がこれです!電話からきこえるぶきみな男の声・・・。あっ、それは、あの怪人四十面相ではありませんか!
ママのバイオリン 1958年(昭和33年)9月号 別冊ふろく ちばてつや 96頁 併録 めだかちゃん やまねあおおに 64頁
ママとわかれてしまったまなみは、五百万円のお金をねらう悪者たちにおいかけられるが、アメリカの外交官クラーク氏にすくわれる。まなみはクラーク氏のひとりむすめのマリアンヌとなかよしになり、わずかのあいだ、しあわせの日々をおくるが、ある日、ふと駅でママをみかける。ママは頭にけがをして、むかしの記憶をすっかりわすれてしまっているので、まなみがこえをかけてもいってしまう。その夜、ふたたびまなみは悪者にねらわれる・・・。