鉄人28号 横山光輝「ブラック団の巻」クライマックスから終わりまで 鉄人28号」屈指の人気ストーリー「超人間ケリーの巻」と並ぶ読者支持を得た「ブラック団の巻」。本作は鉄人の登場シーンが極めて少なく、少年探偵金田正太郎と大塚署長による謎解きの面白さを追求した内容となっている。そのクライマックスから終わりまでを『少年』1963年(昭和38年)8月号本誌と小学館クリエイティブ発行カッパ・コミクス復刻版「カラー版 鉄人28号 限定版BOX」から紹介。

 

何者かに追われて重傷を負い、正太郎邸に逃げ込んだ青年の「ブラック博士」「赤死館」という不思議な言葉から始まった事件・・・ブラック博士とは何者か、赤死館とはいったいどこなのか、青年はなぜ逃げなければならなかったのか、正太郎と大塚署長がその謎に迫っていく。「赤死館」の場所を突き止められたブラック博士は忌まわしい家系の秘密を封印するため館に火を放つ・・・

 

本誌扉絵の美しさと迫力はオリジナルでしか味わえない魅力である

火を放たれた赤死館の燃え盛る様子がカラーページで見事に描かれている

オリジナル2ページの間にカッパ・コミクス復刻版の相当する2ページを見開きにして挟んであります。オリジナルとカッパ・コミクスの違いも対比して楽しんでください。

ここからはカッパ・コミクス復刻版を編集したものです。

 

 

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