[再]『少年』1965年（昭和40年）12月号

少年 1965年（昭和40年）12月号。別冊ふろくは少年誌を代表する二大ロボットまんが「鉄人28号」「鉄腕アトム」、明朗まんが「ストップ！にいちゃん」、SFサスペンス「電人アロー」、忍者まんが「サスケ」作：白土三平の五冊で他誌を圧倒する布陣。ほかに別冊「ゴールデンブック」と組み立てふろく「少年トランシーバー」。また、本誌には連載まんが「忍者ハットリくん」「遊星少年パピイ」、記事と読物に「少年科学マジック」と「タイムマシン」「最後の忍者」の掲載があり、まさに、月刊少年誌のトップランナーにふさわしい編集内容である。

2020年2月11日、野村克也氏死去の知らせが報じられました。戦後初の三冠王に輝き、『少年』の表紙を飾った号の再投稿です。「野村選手物語」全４ページの追加もしました。

12大ふろくつき『少年』新年特大号

①007・ポケットケース型マジックライフル　『少年パンチ』②鉄腕アトム　④サスケ　⑤ストップ！にいちゃん　⑥電人アロー　⑦鉄人28号　③少年ゴールデンブック・特集ミサイル　⑧人気者家族あわせ　⑨カラープリント　⑩スパイ・インキ　⑪コバルト夜光薬　⑫変装用鉄人マスク

注目のふろく、『少年パンチ』12月号をもって別冊ふろくB6版分冊形式が一旦終了する。一月号からの別冊ふろくはB5版変形の合本『少年パンチ』になる。週刊誌一冊分よりおもしろい！や週刊誌一冊分の読み応え！をうたい文句にした別冊ふろくで週刊誌に対抗した。

鉄人28号作：横山光輝４色3＋2色4頁＋別冊

特別捜査機はナゾの地図をてがかりに飛んだ。そして、かれらが見たものは⁉︎ブラック団との対決は目前にせまった‼︎鉄人28号がんばれっ！

鉄腕アトム作：手塚治虫４色3＋2色4頁＋別冊

逃げた青騎士の正体をつきとめようとするアトム・・・。はたして青騎士の正体は⁉︎青騎士にいどんだアトムがあぶない！

ストップ！にいちゃん作：関谷ひさし４色3＋2色3頁＋別冊

朝、寝床の中でウツラウツラしてるときの気もちよさ、きみにもよーくわかるだろう。ああ、それなのに！

たのみの南郷キャプテンがシャックリのため、すっかり調子をくるわせてしまった！さあ、たいへんだ！

電人アロー作：一峰大二 2色3頁＋4＋別冊

ビルの屋上に立つぶきみな怪人、ショック魔人はついにアローの前にすがたをあらわした‼︎大音響とともに姿をけしたショック魔人‼︎事件のなぞはますます深くなってきた‼︎

ミスター☆ジャイアンツ作：森田拳次４色１＋15頁

我木大将が野球をはじめた⁉︎横町ジャイアンツもキビシク　シゴかれはじめたが・・・・

遊星少年パピイ作：井上英沖 4色1＋16頁

前号まで・・・・・ロボット工場を経営する黒山と白川に脅迫状がとどいた。依頼をうけたパピイが調査すると、それは父の仇と誤解して復しゅうを誓う赤木三郎のしわざだった。三郎は自分で作ったロボット、テックとともに開催中のロボット展示会にのりこみパピイと対決した。パピイは三郎に誤解であることを説明してなかよくなるが、とつぜんテックの知能回路が狂いはじめパピイに戦いをいどみ空高くまいあがる。その時テックは何者かの電磁網で、パピイはエネルギーの欠乏で、ともに墜落する。テックにあやしい一団がせまってきた・・・・

★赤木三郎のロボット、テックの前にあらわれたあやしい一団、かれはなにを考えているのだ？