少女ブック 集英社が発行した少女を対象とした雑誌。1951年9月創刊、1963年5月号をもって休刊。掲載内容は、芸能・グラビア・読み物など。その編集スタイルは休刊と同時に創刊された『週刊マーガレット』に引き継がれた。休刊時連載中の漫画「ミミとナナ」作:わたなべまさこは『週刊マーガレット』で連載を継続したが、他の作品は休刊号をもって終了した。

 

 

表紙モデル 渡辺まさえこの頃、金色の印刷で新年号らしさを演出する手法は他誌にも見られた。

 

お正月の晴れ着にピッタリあうハンドバック

スズランテープの素材らしきものを細かく編み込んだ、2月号のふろくにしては涼しげな配色のハンドバック 別冊 みどりの真珠 作:わたなべまさこ わたなべまさこは本誌に「白馬の少女」の連載があり、『少女ブック』2作品を並行して描いている。

 

 

『りぼん』の表紙モデル浅野寿々子の写真物語カラー・フォト・ドラマ「白鳥のいのり」琴を弾く盲目の少女しずえと昭和30年代の少女が憧れたバレエを習っているはるみの物語。はるみの勧めで手術を受けたしずえは目が見えるようになる。

 

白鳥の少女作:わたなべまさこカラー10ページ

赤ちゃんの時に、なにものかにさらわれた赤松家ののひとり娘みちる・・・。わたなべまさこ作品らしい謎を含むストーリー。

 

チコちゃん作:野呂新平8ページ

人気を博したユーモアまんが。元旦にチコちゃんのにいさんの結婚式の回。

 

虹のある町作:入江氏げる8ページ

父をなくした白石すみ子。おさない時にわかれた母との偶然の出会い。母はいじわるな同級生の金山銀子の家でばあやをしていた。

 

四枚の女王新連載 作:横山光輝22ページ

昭和35年1月号〜7月号 連載7回 5月号は別冊ふろく おそろしい事件をまきおこす裏が無地のトランプをひろった少女真奈美。四枚揃えて願い事をすると願いが叶い幸せになるが、一枚に願うと叶った願いが不幸を招くトランプが真奈美と兄を事件にまき込んでいく。

 

若草物語作:益子かつみ11ページ

道子と亜沙世の姉妹は歌のおばさんとして知られる母とおばあさまの4人家族。父は訳あって行方をくらましている。

 

コトちゃん作:くぼたまさみ2ページ

 

ガラスの目作:石森章太郎8ページ

昭和34年11月号〜35年2月号4回連載 2月号は別冊ふろく やかたで蝋人形が起こす不思議な事件・・・

 

おかあさん かわいそうな少女小説

私だけが知っている NHK推理番組のけんしょう小説は、〜1963年3月31日までNHKテレビ→NHK総合テレビで放送されていたクイズ番組である。全269回。まず番組前半で殺人事件などを題材にしたサスペンスドラマを放送した後、後半で徳川夢声する探偵局長、有吉佐和子、江川宇礼雄、池田彌三郎扮する探偵局員が真犯人を推理するという形式で進行。出演者たちは「あの時、被害者はもう死んでの?……いや、少し動いてたと思ったから…」(局員) → 「それは俳優さんが……ちょっと(笑)」(局長)などのやり取りをしながら真犯人を推理していた。推理が終わるとドラマパートへ戻り、「私」役のナレーター・山内雅人が事件の真相解説を行った。「私だけが知っている」で始まるこの解説パートでは、「結論を急ごう」のナレーションの後に犯人とその手口を明かしていた。wikipedia

 

星はみている 松島トモ子主演の連載写真小説

北の風南の風 鰐淵晴子主演の連載写真小説

 

みどりの真珠 作:わたなべまさこ B6版48ページ 昭和35年6月号付録

 

虹のある街 作:入江しげる A5版 ページ 昭和34年11月号付録

 

 

 

このブログは日本の漫画文化の礎を築いた、主に昭和三十年代を舞台に活躍した漫画家とその作品が、時の経過に埋もれることなく今の時代に語られる事を願って、昭和三十年代の漫画雑誌と作品を紹介してます。ご意見、ご指摘がありましたら、メッセージまたはコメントをお寄せください。よろしくお願いします。

 

20210206JPEG100

20210206HTML