退院後、ほとんど部屋のベッドで寝たきりになる生活を過ごしていると、ある時、高校の先輩から「パチスロの代打ちしないか?金は俺が出すから」と誘われ、退屈な日常に飽きていた私は誘いに乗りました。
 すると、メダルがじゃらじゃら出てきたり、多彩な液晶演出に夢中になり、あっという間に楽しい時間は過ぎました。

 当時、障害者登録をしていたため、10万円の失業保険を半年以上もらえ、さらに傷病手当金ももらっていたため、それを資金に自腹でパチスロデビューします。その時のわくわく感は今でも記憶にあります。

 デビュー戦はまぐれで大勝し、その勢いで近くのスナックに寄ってしまいます。そしてついた女の子に今まで抱えていたストレスを、お酒の力も借り当たり散らしました。

 すると、そのスナックのママがつき、自分の全てをさらけ出し、私が悪い人間でない事を悟ると、私の肩に寄りかかります。すると、私の心にドキッとした電流が走り、その日からパチスロと酒と女に溺れる生活が始まります・・・続