みなさん、こんにちは。

 

 

前回、株式投資をするタイミングが難しいと書きましたが、今回は、債券投資のタイミングについて書いて見たいと思います。

 

一般的に債券は、景気が悪いときに上昇すると言われています。

株式の場合、景気が良いときに上昇して景気が悪くなると下落する為、逆の値動きになります。

 

その為、債券を持っておくことで、株式が下がった時のリスク分散になります。

 

 

債券が景気が悪いときに上昇する理由は、下記の通りです。

 

 

 

例えば、100万円の債券で10年後に5%の金利が付く債券を購入。

3年後に中途解約する場合。

 

例1 :景気が悪い時。10年 債券の金利が3%に下がっている場合

 

100万円で買った債券は、すでに3年経過しているので、7年後に105万円になって返ってきます。

 

市場で販売されている債券は、金利3%なので、100万円を10年間所有すると103万円になって返ってくる商品です。

 

 

そのような市場の時に7年後に105万円になる債券は、魅力的に思えると思います。

 

おそらく、100万円以上の金額で売却することが可能だと思います。

 

100万円 10年後→103万円よりも

100万円 7年後→105万円の方が欲しいと思います。

 

その為、100万円以上の金額で売却できる可能性もあるので、景気が悪い時の方が債券価値が上昇するということになります。

 

 

反対に景気が良くなった場合はどうなるかというと次の通りです。

 

例2  :景気が良く、10年 債券の金利が10%に上がっている場合

 

市場で販売されている債券は、金利10%なので、100万円が10年後に110万円になります。

 

このような市場の時に7年後に105万円になる債券は、いくらくらいで売れるでしょうか?

 

期間が3年も短いので、当初の金額と同額の100万円くらいなら売れるかもしれませんが、景気が悪い時ほど高値で売ることは、難しいと思います。

 

100万円 10年後→110万円が市場で売っているなら

100万円 7年後→105万円で買う人は、あまりいないと思います。

 

 

このような仕組みの為、債券は、景気が悪い時に上昇して景気が良いときに下落すると言われるのです。

 

 

そう考えると世界中のゼロ金利、日本においては、マイナス金利と言われている現在、債券を買うのは、やめておいた方がいいかもしれないですね。

 

景気が回復して金利が回復してきた時に債券を買っておくと景気が悪い時にすぐに使える資産になるので、ある程度、自身のポートフォリオに債券も組み入れるようにしておきましょう。