彼らの新しい家に到着でき、再会を果たした時は、うれしかった。両手を広げてハグしてくれた。あの子どもだった女の子は高校生になっていた。





とても印象に残っている出来事がある。
新しい家を見て、うわぁお父さん、かなりがんばったんだなーと思った、おうちの中を案内してもらった時に高い天井を見上げながら 家、買ったのですか?と尋ねた。





すると、ビルド、という。私はビルドって単語がすぐにわからなくて、えーと💬ビルド、ビルド、と咄嗟に繰り返してしまった。はっとした。あ建てたんだ!と理解した。






どのくらいかかって建てたのかと尋ねたら、土地だけ買って3年かけ 何もなかった丘に毎週通って少しずつ蓄積した結果なんだという。だから自宅手作り。





シンプルに思った。家は普通買うものだと思っていたが、DIYの発達した国では自宅を更地から作る人がいるのだ。彼は職業として電気技師で配線や整備に詳しく、さまざまなものを設置するためのノウハウを持っていた。





庭先の石の色にまでこだわり、冷暖房完備でベランダにはリラックスできるイスが置いてあった。ビクトリアさんは専業主婦だ。小さな犬が🐕室内を走り回っていた。





明るい室内にはドリームキャッチャーのタペストリーが飾られていた。