今年は5月中頃から
“にゃにがにゃんだか にゃんにゃんイヤーん”
事の始まりは三年前ーーー
茶虎四ひき家族が近所に捨てられ
見て見ぬ振りなど到底できず
ご飯をあげてしまったことから始まります。
成猫だった両親は
全く知らない環境へ放り出されパニック状態
飢えと
地域ノラに追われ
まだ2、3ヶ月の残された兄妹
人懐っこい兄は雪が降る前に姿を消し
(誰かに救われたと信じたい)
残された警戒心の強い臆病な妹(ちぃ)は
たった一匹でこの極寒の冬を越しました
翌年ーーー
大人になった彼女は三匹の子を授かります
誰に教わった訳でもないのに
人間から 外猫から 狸から 我が子を守り
ご飯の場所を教え
いつも側まで来ても一定の距離を保つほど逃げ腰だった小さな彼女が
子を守る姿は本当に頼もしかった
(この白チビが後のヴィヴィです)
三匹は母の愛情いっぱいにスクスク育ちやがて立派な大人へ
そして 今年5月ーーー
まだ事の重大さに気がついていない私
ご飯を外に置いていたので(家のにゃ(仁6歳)も半ノラ状態で外にも出る為もあり)
流れノラも増えていて春の出産ラッシュ
会社の上司である従兄弟が
工場内で
ちぃの乳飲み子三匹と
長毛流れノラ(多分捨てられた?)みんみの離乳間近の子四匹を発見
きつ~いお言葉(私のためを想い)と
七匹の子を差し出す
『保健所へ連れてけよ」
なぜかその時 大丈夫って
何の脈絡もなく想った私
更々 保健所はありえない為
答えはひとつしかなかったから
「やってみなきゃわからない。里親さん探す!」
とは言え乳飲み子…
幸い 長毛のみんみは人なれしていて
すぐに捕まえて
丁度 空になってた一部屋を猫部屋に
一気に八匹の猫が家にやってきた
“8…末広がり!?”
なんて、まだまだちょっのん気モード
幸い へその緒付きのちぃの子も
みんみが全てみてくれて
私はつてをあたることとなる…
平行して
仕事の合間に
インターネットでの里親さん探しを決行
何もかも初めて
色々な人の記事も参考にしながら
自分の想いは真っ直ぐに
記事を載せたその日に
ほぼ里親さんが決まってびっくりも束の間
里親さんとのコンタクトが怒涛の様に始まり
家に来て一週間足らずで離乳食に入ったみんみの子を送り出した
やれやれ…
そんな矢先
お腹が明らかに大きなヴィヴィ発見!
何とかご飯で釣り保護成功!
ノラ生まれノラ育ち
人間に触られるのは初めての事
こわかったでしょう…
でも 私がご飯をあげていたせいか
怖がりカッチャキ噛みはするものの
数時間 声を掛けながら徐々に距離を縮め
撫でることに成功し ちょっとコロンするまでなった
保護して次の日ーーー
出先から帰るとみんみ用の巣で五匹の子を出産
ちぃの子供とまみれて子が八匹
みんみはそわそわ…
そぉ~っと
みんみの子を離し他の箱にベッドを作るも
やはり同じ部屋はいやだったらしく
子猫くわえて寝室に移住
束の間の間
二匹の親に最善を尽くしつつ
またもやネットで里親さん探し
ありがたいことに
数日で決まり 後は乳離れを待つのみのはずが…
従兄弟の保護により
ヴィヴィの姉妹ボブの子を五匹保護
鳴き声を聞くなりみんみが駆け寄り
ヴィヴィの方にも数匹預け
何とか育ててもらっていた
その間 またしてもネットで里親さん募集
流石に数も増え
てんやわんやの中…
猫風邪勃発!!
知識もない私は里親さんの情報から気がつき
急いで病院へ
既に時は遅く
ヴィヴィの一番小さかった四匹の目が開くか開かないかの
生後間もない命を見送ることになる…
知らなかったでは済ませられない
自分の安易さや情けなさ…
それでも
その時の精一杯の出来る限りの中…
泣く暇なんてなくて
小さな命を抱きしめて
この胸と手の中で最期を看取り
せめて残された子達は必ず元気に家族の元へ送り出すと約束し
会社を休み
二週間の必死の乳飲み子の24時間看護
元気な子は家族の元へ送り出し…
徐々に自力でミルクを飲める子が増え
光が見えてきた
矢先に
駄目押しのヴィヴィの姉妹の六匹の子猫が運ばれてきた…
そしてはっと気がついた
男の子だと思っていた子も全て
ちぃの一年目の子供達が女の子だったことを…
女の子は育てるためご飯がある場所に居着きやすいことを…
幸い
その子達は母乳をしっかりもらっていて
離乳の境目だった為
一週間くらいで元気に家族の本へ送り出す事ができた。
残された子は
風邪の復活を遂げたちぃの子と
男の子だと思っていたボブの
風邪の症状が一番酷かった盲目になってしまった三姉妹と
たった一匹 元気に成長した唯一のヴィヴィの子(後に脱腸と判明)
計五匹
あまりのめまぐるしさに疲れも気力もピーク…
そんな中
三姉妹の子達の目の悩みの一週間…
猫風邪の勃発と共に
心ばかりの貯金も底に…
親には相談するものの
やはり私の親だから
私の心配ごと
唯一 頼りのみんみにずぅ~っと相談していた
そのみんみの里親さんになってくれた方が
私のSOSを真摯に受け止め
私の相談に乗ってくれて
支援をしたいとまで言ってくれた。
それでも
私は
その時には自分の蒔いた種だと受け止めていて
自分の撒いた種は自分が刈らなくてはと…
今の私にできる限りの精一杯で
猫の幸せ
里親さんの幸せ
それを繋げられた私も幸せ
お空に行った子達の分も!を目指し
三姉妹の手術を決断する。
そんな時
Nさんが
ご自分の身体も大変な中
ツキネコへ足を運んでくれて私の相談へ…
すぐに連絡をくれて
全面的に協力します!と
Yさんが言ってくれたから連絡をと…
言われるがまま
すぐに連絡 すぐに出向く事となり
Yさんとツキネコとの初めての出逢いになりました。
以前
ネットで募集していて
猫風邪SOSを立ち上げた時も
ツキネコの情報をくれた方が居ました。
ネットでHPに目を通すも
自分の責任と何をどう話したら良いのかもわからずに
医療費の問題やらもつきまとい
風邪猫のケアの真っ最中…
Nさんにも始めの頃から情報をもらっていたツキネコ
もはや身動きも取れない状態でのツキネコ入り…
緊張一杯にドアを開ける…
お店は大賑わい 誰が店員さんかも分からずキョロキョロ…
可愛らしい店員さんが声をかけてくれて駐車場へ
Yさんとの初めてのご対面
二階に通されての面談…
緊張やら 不安やらやら…
急ぎ向かった為 Nさんにも連絡もせず
心配したNさんから初めての電話
Yさんの体験談やお話で
私の今抱えているものが
小さなものになり あれだけ悩んでいたものが
たいしたことない事へと変化して行った。
病院のお世話もして頂く事となり
心優しい素敵な先生を紹介して頂き
三姉妹の目が開いた姿を見た瞬間
諦めなくて本当によかった と
ミラクルはそれだけに止まらず…
Yさんの先生との長年の信頼と
私の努力を伝えて頂き手術代を免除
(努力とは程遠い 因果応報なのですが…)
Nさんのお心遣いでお薬代を
皆さんの支援物資のカリカリまで頂き
本当に 本当に
感謝感激 胸一杯で 帰りの車では号泣でした。
その後も
ちびちゃん達の看護をしつつ
家族探しをインターネットで続行
病院のお願いに上がる時も
Yさんのありえないほどの多忙さに触れ
自分の出来る限りと最小限のお願いに留め
平行して
外に居る ちぃとボブと彩と 黒猫♂熊のTNRに着手
どうするべきか 里親さんを探すべきか迷っていたヴィヴィの避妊手術と…
病院へお願いに上がる時は
最低限の礼儀と必ずカフェに寄り
その度にYさんやLちゃんと
色々なお話を聞いたり話したりするようになり
猫達の現状や様々な人間模様…
素敵な方々との出逢いも頂き
ネットの方でも
圧倒的に健康な子を望む方が多い中
それでも縁があり
なかなか体調が思わしくない姉妹子を
必ず幸せにすると
愛情深いご夫婦に家族に迎えてもらえたり
体調が回復し目もほぼ良くなり元気になった姉妹子迎えてもらい
ヴィヴィの脱腸と診断され
少し大きくなり後にデベソで済み迎えてもらえたりと
なかなか風邪も抜けず目の治療も長引いてしまったけれど
ツキネコで素敵な方に出逢わせて頂き
家族に迎えてもらえ
外の子達
ちぃとボブはTNR成功
彩ちゃんと熊は何かを察したのか
はたまた事故に巻き込まれたか…
行方不明に…
続く
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