突然の余命宣告
あんこちゃんの異変に気づいたのは火曜日の事だった
食欲はあるものの、なんとなく熱っぽい
身体全体を触って確認すると、顎の下のリンパ節が腫れている
嫌な予感がしてふくちゃんを確認すると、同じように顎の下のリンパが腫れている
なかなか 治らない鼻水といい・・・頭の中を過ぎった不安
さっそく、病院へ連れて行き症状を話して血液検査を行った
結果が出るまでの間、何度大きなため息をついた事か・・・
不安は、的中してしまった
あんことふくは共に白血病が陽性だった
先生からは、ステロイドと抗生剤の投与で せいぜい2~3ヶ月だろうと
積極的に抗がん剤を使用したとしても1年ぐらいだと告げられた
2匹は母子感染によるものだが
それにしても同じ様にリンパ腫が出来る物なのだろうか
2~3ヶ月って! 1歳まで生きられないって事?
鼻水垂れてるけど元気だよふくちゃん
あんこだって、熱はあるけどカリカリはちゃ~んと食べてるし
病院で測ったら3.3キロもあったよ
この子たちが 後2、3ヶ月の命だなんて信じられない
余りのショックで力が抜けてしまった
眠れない夜が明けて・・・
少し冷静に考えてみた
確かに、マイケルもガッちゃんにも顎の下のリンパの腫れは確認した事があった
それは抗生剤の投与で何時しか消えていた
どちらも4歳半までは元気で暮らしていたじゃないの
まだ、腫れがリンパ腫だと決定した訳ではないし
ステロイドと抗生剤で腫れが引くかもしれない
そしたら、まだ一緒に暮らせるはず・・・