ごめんねブチ男くん | 小梅にゃん日記

ごめんねブチ男くん

家に帰って呼吸するブチ男くんの傍を離れる事ができませんでした

何度も何度も 頭を撫でながら見守りました

しかし

結局 ブチ男くんは麻酔から醒めてしまいました

土曜日の夕方 何度か嘔吐したのは麻酔薬のせいでした

夜中に突然 頭をあげたブチ男くんに

あ~ 安楽死は失敗したんだと思いました


きっと ブチ男くんは生きたいのかもしれない


なら もう少し生きるために頑張ってみよう

それなら なんとか 口の潰瘍と出血を止められないかものかと考えて

ジョンくんの薬の効能を読み返してみました

そこで

素人判断ですが、ササヘルスに潰瘍をに効果のある漢方薬とルミンAを混ぜて

スポイトで飲ませてみました 必死でした


麻酔の為に身体が思うように動かない ブチ男くんだったので

与える事は可能でした

それから、ポカリスエットを・・・

しかし

しみるのか 苦しそうに口を大きく開けたブチ男の口の中は もうボロボロでした

潰瘍でグチャグチャになった口の中は血で真っ赤です

何か入れるのは苦痛でしかないのかも

あとは 只 撫でてあげる事しか出来ませんでした


とにかく月曜日、仕事前に会社近かくの病院へ連れて行って見てもらおう

もし なんとかなるなら我が家で面倒みようと思い始めてました




小梅にゃん日記
麻酔で眠るブチ男くん



箱の中で眠らせていた ブチ男くんが完全に覚醒して

パニックにならないよう

大きめのキャリーに入れて毛布を掛けて暗くしていました


しかし時折 動くブチ男の姿は見ていて胸がつぶれそうになります

葛藤と寝不足で頭がガンガンと痛みます


しかし

日曜日の朝になって

ブチ男くんの出血で敷いていたタオルは血まみれになっていました


いつも通りに餌やりに行って 

Aさんにブチ男くんは死に切れんかったと伝えました


一晩中 安楽死した事を悔やんで眠れなかったとAさんは涙ながらに話します

そのまま野良の世界に帰した方が良かったと あの人も、あの人も言ったと

私に言います

ブチ男くんの状態を見てない人は 何だって言えると悲しくなります

こんな状態で野良の世界に放しても

ブチ男くんは痛みと空腹に絶えながら餓死するのは目に見えてます



日曜日は、オトンは友人に付き合って島原へ出かけます

もう、肝心な時に頼りにならんと八つ当たりです

夕方は、旅行から帰った姉ちゃんを迎えに行かないと行けません


とうとう、ブチ男くんの様子を見るに耐えられなくなって

先日の行った病院の自宅がある方の病院へ連絡して

病院へ行ったのは夜7時でした


そして

これだけ頑張ってるのだから生かしてあげたいと先生に伝えました

しかし、先生は潰瘍が解けて出血は止まらないから無理だと言われました

結局 この状態で生きていても激痛は続いてるし

何よりも食べる事ができないのだから餓死するのを待つ事になると

こんなになったのは昨日、今日の事ではなく

おそらく好酸球性潰瘍で半年以上前から病気は発症していたのだろう

初期ならともかく ここまでなったら無理だと言われました

まったく 気づきませんでした

野良なら無理なかさと 先生は言ってくれましたが

本当に 何の異変も感じなかったのです


苦しくないようにじっくりと時間をかけて

ブチ男くんの呼吸は停止して行きました・・・


ブチ男くんはもっと生きたかったに違いないのに


ゴメンネ、本当にゴメンネ・・・




なんで、なんで、なんで・・・こんなに次から次へと自問自答していました




きっと猫の神様が、まねき猫なら筋金入りの猫バカだから

最後まで看取ってくれると

私の前に病気の猫達を送り出したのかもしれません

おかげで財布の中は空っぽなんだけどね


今は そんな風に思えます